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舞はお店にお客様が来ないと嬉しかったな
だって、母様がこたつにいられるから
でも、大抵そんな日は居眠りしてたね
舟をこぐように こっくりこっくり
何もしないでテレビを見てるなんて
ほとんど見たことないな
いつも縫い物をしてるか
編み物をしてるか
何か書いているか
たまに一緒に短歌を作って
遊んだね
「踏まれても 踏まれても
咲く野菊が好きだ」
今でも 聞こえてきそうだよ
舞は本当は悲しい時
母様に泣きつきたかった
でも、疲れてるんだろうなって思って
ずっと ずーと 我慢してた
今になってACとか言われるんだったら
あの時我慢しないで
話せばよかったんだよね
甘えればよかったんだよね
親のせいなんかじゃない
自分で選んだんだよね
相談しないって
「親が横に歩けばかにの子のように
横に歩くものだと思っていた」
悲しそうに言った母様の言葉。
今も胸に突き刺さる。

ごめんね ごめんね
そして、産んでくれてありがとう