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「だれも信用できない」

信頼は率直さと正直さの上に築かれます。アルコール依存者のいる生活環境は秘密と否定の上に築かれています。

セーラは若い時に父親がアルコール依存症だということを知っていました。それでも,当時のことをこう語っています。「アルコール依存症という言葉を考えるだけでも罪の意識を感じたものです。家族の中にその言葉を口にする者はいなかったからです」。スーザンも似たような経験を語りました。「うちでは起きていることをだれも口にすることはありませんでした。私たちは本当に不幸でしたし,[アルコール依存症の継父]に対してとても腹を立てていました。私は何もかもわざと無視していたのだと思います」。このように,親がアルコール依存症であるという事実は,往々にして否定され,覆い隠されてしまいます。「いやというほど見てきたので,何事ももう見ないことにしました」とスーザンは言います。

アルコール依存者の気まぐれな振る舞いのため,信頼はさらに失われます。昨日は機嫌がよかったかと思うと,今日は激怒します。「いつ嵐が始まるか全く見当がつきませんでした」と,アルコール依存症の母親のもとで大人になったマーティンは言います。アルコール依存者は約束を破りますが,それは注意が足りないからではなく,アルコールが原因なのです。クローディア・ブラック博士はこう説明しています。「飲酒に夢中になることがアルコール依存者の最優先事項になる。その他のことはすべて,二の次である」。

アルコール依存症者は、
今日こそ飲まないぞと決意します。
でも、その日の仕事が終わったりすると、
これだけ疲れているんだから、
少しくらいならいいかな?
と思うのです。
そして、最初の一杯が始まると、
どんなに意思を強く持っても
無残にも打ち砕かれます。
意思などというものは、通用しないのです。
そして、次の日、ブラック・アウト〔記憶のない状態〕
と、悔恨の情に打ちのめされるのです。
そして、あの最後の一杯が多すぎたと思います。
アルコール依存症者の激発的な怒り、嘘は
「約束は破るためにある」とまで豪語させます。
怖いですね。
こんな親を誰が信じられるでしょうか?

 p(・・,*) グスン