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「きっと自分のせいだ」

ロバートが13歳のとき,父親は事故で亡くなりました。ロバートはうつむいたままこう述懐します。「いい子でいるようにしました。父が嫌がることもしましたが,悪い子ではありませんでした」。ロバートは何年もの間,父親のアルコール依存症は自分のせいなのだという強い罪悪感を抱いていました。上のように述べたとき,ロバートは74歳でした。

親がアルコール依存症になったことに対して子供が責任を感じることがよくあります。自分を責めることによって,事態を収拾できるという妄想を抱くのです。ジャニスが言うように,「自分がもっといい子になれば,父はもうお酒を飲まないだろう」と思うのです。

実際には,どんな子供も―あるいは大人も―他人に飲酒させたり,飲酒を抑制させたり,やめさせたりすることはできません。アルコール依存症の親がいる場合,他人から何と言われようと,またどんなことをほのめかされようと,それは決して子供の責任ではありません。そして,大人になった今も,他の人の行動や振る舞いの責任を不当に自分に課していないかどうか注意深く考えてみる必要があるかもしれません。―ローマ 14:12; フィリピ 2:12と比較してください。

ローマ14章12節
12 それですから,わたしたちは各々,神に対して自分の言い開きをすることになるのです。

フィリピ2章12節
12 したがって,わたしの愛する者たちよ,あなた方は常に従ってきましたが,つまり,わたしのいる時だけでなく,わたしのいない今いよいよ進んで[従って]いますが,そのようにして,恐れとおののきをもって自分の救いを達成してゆきなさい。

たとえば、舞と息子の場合を考えてみましょう、
舞はお酒を自助グループにいき何年もやめていました。
ある日、息子は不登校になり、うつ病になってしまいました。
舞にとって、息子は世界一大切な人です。
その息子がおかしくなったのですから、
世界で戦争が起きているのと同じような状態でした。
でも、最初は、聖書を学んでいることもあり、
耐えられたのです。
それが、何日たっても改善されず、
息子の病気はひどくなる一方でした。
しょうがないので、家庭教師を何人も雇い、
塾も個別指導を一つ増やして、対処しました。
前々から、息子に問題がおきれば、
舞は弱いことを知っていました。
でも、お酒をやめている期間、
うつ病である舞は、そのうつが
より完璧な母親、妻、隣人、
友人であろうとしてるとか言う
認知のゆがみに気がつきませんでした。
そして、息子が病気になった理由を
自分のせいにして自分を責めていました。
ある時、息子は教育センターの指導の日に
さぼって友達と遊びに行ってしまいました。
そのことに怒った舞は、息子と大喧嘩になり、
主人がどうしても捨ててくれなかった
ブランディーを飲んでしまったのです。
それからは地獄の始まりでした。
舞のお酒は止まらず、
息子も泣いてばかりいました。
息子は舞がお酒を飲んだのは、
自分が不登校になり、うつ病になったせいだと、
ずっと自分責め続けたのです。
ここで、問題なのは、
問題の対処の仕方です。
今のように自分は不完全な人間で
子供も不完全な人間だということを
受け入れてなかったことです。
今はそれがわかっているから、
息子がこの前のように問題を起こしても、
舞の問題と息子の問題と分けて考えることができます。
本当にいたい思いをして、学んでいくんですね。
=*^-^*=にこっ♪