イメージ 1

イメージ 2

母様、あなたが、がんだとわかったとき、
舞はそのことが受け入れられずに、
お酒ばかり飲んでいましたね。
新築の一戸建ての家で、
家族4人幸せに暮らせるはずだった。
でも、舞はそのときにはアルコール依存症だったんだよね。
「お前はいつからそんな意志の弱いこになったの」
「飲むなとはいわない。一軒でやめて帰ってきなさい。」
「もう、水商売じゃないんだから、何でそんなに飲むの。」
その言葉に真剣に悩みました。
母様、あなたは、死ぬのを知っていたのですよね。
だから、田舎の土地の登記を全部自分で済ませた。
本当に強い人でしたね。
あなたがすい臓がんでうめいているのに、
何もしてあげられない自分が
情けなく・・・
他の人なら、がんでもよくなっていたのに・・・
祈っても祈りは届かず、
このときほど神をのろったことはなかった。
あんなに働き尽くめに働いたのに、
どうしてこんなに苦しんで死ぬの。
ならば、面白おかしく生きたほうがとくじゃないか。
一番ショツクだったのは、それまで一緒に暮らしていたのに、
お姉ちゃんが、母様を連れて帰っちゃった。
自分は心配ばかりかける無価値な子。
わたしたちが、駆けつけたのは、
あなたが死ぬ3時間前でしたね。
「息子も元気に学校にいってるよ」
あなたは遠ざかる意識の中で、かすかにうなづいた。

母様、本当にごめんなさい。
そして、心からありがとう。
http://pukapuka.or.tp/halloffame/puka4008.swf