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制御することが肝要 正当とは言えない無制御な怒りに駆られて,より大きな罪を犯し,暴虐を働くまでになった人は少なくありません。「カインは非常な怒りに燃え(て)」アベルを打ち殺しました。(創 4:5,8)エサウは父の祝福を受けたヤコブを殺そうとしました。(創 27:41‐45)サウルは激怒してダビデとヨナタンに槍を投げつけました。(サム一 18:11; 19:10; 20:30‐34)また,ナザレの会堂に集まっていた人たちはイエスの宣明した言葉を聞いて怒り,山のがけ端から突き落とそうとしました。(ルカ 4:28,29)怒った宗教指導者たちは「[ステファノ]に向かっていっせいに突進し」,彼を石打ちにして殺しました。―使徒 7:54‐60。

創世記4章5節
5 カインとその捧げ物とは少しも好意をもってご覧にならなかった。するとカインは非常な怒りに燃え,その顔色は沈んでいった。

創世記27章41~45節
41 しかしエサウはヤコブに対して敵がい心を宿した。父が彼を祝福したその祝福のためであった。エサウはその心の中でこう言いつづけた。「父のための喪の日は近づいた。それが済んだら,わたしは兄弟ヤコブを殺してやる」。42 上の息子エサウのこの言葉を知らされると,リベカはすぐに人をやって下の息子ヤコブを呼び,こう言った。「ご覧なさい,あなたの兄弟エサウはあなたのことで自分を慰めています―あなたを殺そうとして。43 ですから今,我が子よ,わたしの声に従い,立って,ハランにいるわたしの兄弟ラバンのところへ逃げなさい。44 そして,あなたの兄弟の激怒が静まるまで幾日かそのもとにとどまるのです。45 あなたの兄弟の怒りがあなたから去って,あなたのした事を忘れるまでです。そうしたらわたしは必ず使いをやって,あなたをそこから連れ戻します。どうして同じ日にあなた方二人にまで先立たれるようなことがあってよいでしょうか」。

サムエル第一18章11節
11 するとサウルは槍を投げつけて,「わたしはダビデを壁にでも突き刺してやる!」と言ったが,ダビデは二度も彼の前から身をかわした。

サムエル第一19章10節
10 そこで,サウルは槍でダビデを壁に突き刺そうとしたが,彼がサウルの前から体をかわしたので,[サウル]は槍を壁に突き刺した。それでダビデは,その夜のうちに逃れようとして逃げた。

サムエル第一20章30~34節
30 そこでサウルの怒りはヨナタンに対して燃え,彼にこう言った。「この反逆の女の息子め,お前がエッサイの子を選んで自分の恥と,お前の母の隠しどころの恥をもたらしていることを,わたしがよく知らないとでも思うのか。31 エッサイの子が地上に生きている限り,お前とお前の王権が堅く立てられることはないのだ。それで今,人をやって彼をわたしのところに連れて来い。彼は死に定められているのだ」。

32 ところが,ヨナタンはその父サウルに答えて言った,「なぜ彼は殺されるべきなのでしょうか。彼が何をしたというのですか」。33 すると,サウルは彼に槍を投げつけて討とうとした。それでヨナタンは,ダビデを殺すことが父によって定められていることを知るようになった。34 直ちにヨナタンは怒りに燃えて食卓から立ち上がった。彼は新月後の二日目にはパンを食べなかった。ダビデに関して傷つけられたのである。それは自分の父が彼を辱めたからである。

ルカ4章28.29節
28 さて,会堂でこれらのことを聞いていた者はみな怒りでいっぱいになった。29 そして,立ち上がって彼を市の外へせき立て,彼らの都市が建てられた山のがけ端に連れて行った。彼をさかさに投げ落とそうとしてであった。

使徒7章54~60節
54 さて,これらのことを聞いて,彼らは心臓まで切られるように感じ,[ステファノ]に向かって歯ぎしりしはじめた。55 しかし彼は聖霊に満ち,天を見つめて,神の栄光およびイエスが神の右に立っておられるのを目にし,56 こう言った。「ご覧なさい,天が開けて,人の子が神の右に立っているのが見えます」。57 これに対し,彼らは声かぎりに叫んで手を耳に当て,彼に向かっていっせいに突進した。58 そして,市の外に追い出したのち,彼に石を投げつけはじめた。そして,証人たちは自分の外衣をサウロという若者の足もとに置いた。59 そして,訴えながら,「主イエスよ,わたしの霊をお受けください」と言うステファノに向かって,彼らは石を投げつづけた。60 それから彼はひざをかがめ,強い声で,「エホバよ,この罪を彼らに負わせないでください」と叫んだ。そして,そう言ってから,[死の]眠りについた。

優しい助言者の言う罪を犯さないで怒るの意味が少しわかったような気がする。
怒りは、制御しないといけないのね。
でも、人を殺したいと思うほど怒るってどんなだろう?
それほど、その人と密接な関係なのだろうか?
そればかりではないよね。
ステファノとそんな長い時間一緒にいたわけじゃないだろうし・・・
とにかく、怒る時には注意しないとだめということね。