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こうした取決めは人びとに何という休息,何という安全をもたらしたのでしょう。そのために国の経済は完全な均衡を保ちました。その結果,今日のある国々に見られるような貧富の極端な相違が生ずる事態は阻止されました。インフレも防止されました。賃金が安定していたように,地価も相変わらず安定していました。―レビ 27:16‐19; 25:50。

レビ記27章16~19節
16 「『また,人が自分の所有する畑の幾らかをエホバに対して神聖なものとするのであれば,その値はその種の量に応じて定められねばならない。すなわち,大麦の種で一ホメルであれば,銀五十シェケルである。17 もし自分の畑をヨベルの年以後神聖なものとするのであれば,それはその値積もりにしたがう価格とされるべきである。18 また,ヨベルの後にその畑を神聖なものとするのであれば,祭司はその者のために,次のヨベルの年までに残る年数に応じてその値を計算しなければならない。値積もりの額からの差し引きがなされるべきである。19 しかし,それを神聖なものとした当人がもしもその畑を買い戻そうとするのであれば,値積もりされた金に加えてその五分の一を納めなければならない。こうしてそれは彼のものと定められる。

今日の世界の状態とは何と対照的でしょう。生産費の高騰は,消費者に対する物価の高騰を招き,次いで賃金の引き上げを行なわざるを得なくなります。これは一時は良いように見えるかもしれませんが,やがて報いを受ける日が来ます。負債額は高水準に達し,それとともにインフレが進行します。その結果ですか? 個人,次いで国家の財政が破産します。また,国の資源は乱用され,枯渇します。その上,流れ作業式の単調な仕事は,高給で雇われている従業員をさえ不幸にします。

しかし,神の取決めのもとでは人間の尊さが認められていました。人間はあるきまりきった不快な仕事に終身携わる奴隷ではありませんでした。人はおのおの自分の思考力を自由に働かせて自己の才能や能力を発揮し,国益に寄与することができました。家族は一緒に暮らしましたし,人びとはすべて教育を受け,多くの人は特定の職業に関する教育をも受けました。すべての人は読み書きの能力を身に着けており,また霊的な事がらに関する教育のおかげで国民は高い道徳水準を保っていました。人びとは神の律法を固守したので神からの祝福を得,そうした幸福な状態を招来しました。

どうして、こんな神の素敵な知恵に
人間のおろかなものを混ぜ合わせていってしまったんだろう?
本当に人間は、近視眼的なせいぜい100年とか先しか、
見越せないんですね。
今がよければよいという考え方は、怖いですよね。
今、このヨベルの律法を採用してる国があるのかな?
ユダヤ教を主とする国でしょうか?