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わたしたちを活気づける霊的な備え

9 クリスチャンの出版物を手引きにして聖書を勤勉に研究すれば,わたしたちは活気づけられ,支えられます。詩編作者はこう歌いました。『幸いなるかな,喜びがエホバの律法にある人は。その人は,神の律法を昼も夜も小声で読む。そして,彼は必ず水の流れのほとりに植えられた木のようになり,それはその季節に実を与え,その葉は枯れることがない。彼の行なうことはすべて成功する』。(詩編 1:1‐3)身体的な強さを保つために食事を取る必要があるのと同じように,霊的な強さを保つためにも,み言葉とクリスチャンの出版物を通して神が備えてくださった霊的な食物を取り入れる必要があります。ですから,意味深い研究と黙想は不可欠です。

詩篇1章1~3節
1 幸いなるかな,邪悪な者の計り事に歩まず,
罪人の道に立たず,
あざける者の座にすわらなかった人は。

2 かえって,その人の喜びはエホバの律法にあり,
その律法を昼も夜も小声で読む。

3 そして,彼は必ず水の流れのほとりに植えられた木のようになり,
それはその季節に実を与え,
その葉は枯れることがない。
彼の行なうことはすべて成功する。

9 クリスチャンの出版物はわたしたちを養う点でどんな役割を果たしますか。

10「神の奥深い事柄」を黙想することには本当に大きな報いがあります。(コリント第一 2:10)しかし,黙想のための時間をいつ見いだせるでしょうか。アブラハムの息子イサクは,「夕方になるころ静かに思い巡らすため野に出て歩いてい(まし)た」。(創世記 24:63‐67)詩編作者ダビデは,『夜警時の間に,神のことを思い巡らしました』。(詩編 63:6)実際どんな時間帯であっても,つまり朝であれ夕方であれ夜であれ,わたしたちは神の言葉を研究し,黙想することができます。そのような研究や黙想は,霊的に強めるためのエホバのもう一つの備え,つまり祈りにつながります。

コリント第一2章10節
10 神はそれを,ご自分の霊によって,このわたしたちに啓示されたのであり,霊がすべての事,神の奥深い事柄までも究めるのです。

創世記24章63~67節
63 そしてイサクは夕方になるころ静かに思い巡らすため野に出て歩いていた。彼が目を上げて見ると,そこへらくだ[の一隊]がやって来るのであった。64 リベカが目を上げたとき,イサクの姿が見え,彼女はさっとらくだから降りた。65 そして僕にこう言った。「野を歩いてわたしたちを迎えに来るあの方はどなたですか」。すると僕は言った,「あの方がわたしの主人です」。それで彼女は頭きんを取って身を覆った。66 そして僕は,自分の行なったすべての事柄をイサクに細かに話していった。67 その後イサクは彼女を自分の母サラの天幕に連れて入った。こうして彼はリベカをめとり,彼女はその妻となった。そしてイサクは彼女を愛するようになり,母を亡くした後の慰めを得た。

詩篇63編6節
6 わたしが長いすの上であなたを思い出したとき,
夜警時の間に,わたしはあなたのことを思い巡らします。

10 研究や黙想のための時間をいつ見いだせるかもしれませんか。

11 神に定期的に祈ることも,わたしたちを活気づける助けです。ですから,「たゆまず祈り」たいものです。(ローマ 12:12)時には,試練に対処するのに必要な知恵や強さを求めて,具体的なことを願い求める必要があります。(ヤコブ 1:5‐8)神の目的が成し遂げられてゆく様子や,神への奉仕において頑張り続けるよう強めてくださったのを見たときには,神に感謝や賛美もささげましょう。(フィリピ 4:6,7)祈りによって絶えずエホバの近くにいれば,エホバに見捨てられることは決してありません。ダビデは,「見よ,神はわたしを助けてくださる方」と歌いました。―詩編 54:4。

ローマ12章12節
12 希望によって歓びなさい。患難のもとで耐え忍びなさい。たゆまず祈りなさい。

ヤコブ1章5~8節
5 それで,あなた方の中に知恵の欠けた人がいるなら,その人は神に求めつづけなさい。[神]はすべての人に寛大に,またとがめることなく与えてくださるのです。そのようにすれば,それは与えられます。6 しかし,信仰のうちに求めつづけるべきであり,疑うようなことがあってはなりません。疑う人は,風に吹かれて揺れ動く海の波のようだからです。7 実際,その人は自分がエホバから何かをいただけるなどと思ってはなりません。8 その人は優柔不断であり,そのすべての道において不安定です。

フィリピ4章6.7節
6 何事も思い煩ってはなりません。ただ,事ごとに祈りと祈願をし,感謝をささげつつあなた方の請願を神に知っていただくようにしなさい。7 そうすれば,一切の考えに勝る神の平和が,あなた方の心と知力を,キリスト・イエスによって守ってくださるのです。

詩篇54編4節
4 見よ,神はわたしを助けてくださる方。
エホバは,わたしの魂を支える者たちの中におられます。

11 定期的に祈ることを非常に重視すべきなのはなぜですか。

12 わたしたちの天の父は,ご自分の聖霊つまり活動する力を用いてわたしたちを活気づけ,強めてくださいます。パウロはこう書きました。「わたしは父に……対してひざをかがめます。その栄光の富にしたがい,その霊による力をもって,あなた方の内なる人を強くして……くださるようにするためです」。(エフェソス 3:14‐17)エホバが聖霊をもって祝福してくださることを確信しつつ,聖霊を祈り求めるのは良いことです。イエスはこう論じました。子どもが魚を求める場合,愛のある父親はその子に蛇を与えるでしょうか。そのようなことは決してしません。それゆえイエスは結論としてこう述べました。「あなた方が,[罪深い者であるゆえに多少なりとも]邪悪な者でありながら,自分の子供に良い贈り物を与えることを知っているのであれば,まして天の父は,ご自分に求めている者に聖霊を与えてくださるのです」。(ルカ 11:11‐13)そのような確信を抱いて祈りましょう。そして,神がその霊による力をもってご自分の忠実な僕たちを「強くして」くださることを,いつも忘れないようにしましょう。

エフェソス3章14~17節
14 このゆえに,わたしは父に対し,15 すなわち,天と地のあらゆる家族がその名を負う方に対してひざをかがめます。16 その栄光の富にしたがい,その霊による力をもって,あなた方の内なる人を強くしてくださり,17 [あなた方の]信仰により,あなた方の心の中に,愛をもってキリストを住まわせてくださるようにするためです。これは,あなた方がしっかり根ざして土台の上に堅く立つため,

ルカ11章11~13節
11 実際,あなた方のうちどの父親が,自分の子が魚を求める場合に,魚のかわりに蛇を渡すようなことをするでしょうか。12 あるいはまた,卵を求める場合に,さそりを渡したりするでしょうか。13 それで,あなた方が,邪悪な者でありながら,自分の子供に良い贈り物を与えることを知っているのであれば,まして天の父は,ご自分に求めている者に聖霊を与えてくださるのです」。

12 なぜ神に聖霊を求めるべきですか。

そうですよね。
不完全な人間の親でさえ、子供が何かを求めるなら、
与えられる範囲の中で、一番よいものを
与えようとします。
まして、天の優しいお父様は、
わたしたちが求める前から、何が必要かをご存知なのですから、
はばかりのない言葉で近づきたいですね。