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希望によって歓びなさい

16 パウロは,「希望によって歓びなさい」と書きました。(ローマ 12:12)イエス・キリストの油そそがれた追随者たちは,神がみ子を通して得られるようにしてくださった天の不滅の命に関する輝かしい希望によって歓んでいます。(ローマ 8:16,17。フィリピ 3:20,21)また,地上のパラダイスでとこしえの命を受ける希望を抱いているクリスチャンにも歓ぶべき根拠があります。(ルカ 23:43)エホバの忠実な僕たちにはすべて,王国の希望によって歓ぶべき理由があります。彼らはその天の政府の成員になるか,またはその地上の領域で生活するかどちらかの希望があるからです。何という喜ばしい祝福なのでしょう。―マタイ 6:9,10。ローマ 8:18‐21。

ローマ12章12節
12 希望によって歓びなさい。患難のもとで耐え忍びなさい。たゆまず祈りなさい。

ローマ8章16.17節
16 霊そのものが,わたしたちの霊と共に,わたしたちが神の子供であることを証ししています。17 さて,子供であるならば,相続人でもあります。実に,神の相続人であり,キリストと共同の相続人なのです。ただし,共に栄光を受けるため,共に苦しむならばです。

フイリピ3章20.21節
20 しかしわたしたちについて言えば,わたしたちの市民権は天にあり,わたしたちはまた,そこから救い主,主イエス・キリスト[が来られるの]を切に待っています。21 彼はその持つ力,すなわち一切のものをご自分に服させるほどの[力]の働きにより,わたしたちの辱められた体を作り替えて,ご自分の栄光ある体にかなうものとしてくださるのです。

ルカ23章43節
43 すると[イエス]は彼に言われた,「今日あなたに真実に言いますが,あなたはわたしと共にパラダイスにいるでしょう」。

マタイ6章9.10節
9 「そこで,あなた方はこのように祈らなければなりません。

「『天におられるわたしたちの父よ,あなたのお名前が神聖なものとされますように。10 あなたの王国が来ますように。あなたのご意志が天におけると同じように,地上においてもなされますように。

ローマ8章18~21節
18 それゆえ,今の時期の[いろいろな]苦しみは,わたしたちのうちに表わし示されようとしている栄光に比べれば,取るに足りないものとわたしは考えます。19 創造物は切なる期待を抱いて神の子たちの表わし示されることを待っているのです。20 創造物は虚無に服させられましたが,それは自らの意志によるのではなく,服させた方によるのであり,それはこの希望に基づいていたからです。21 すなわち,創造物そのものが腐朽への奴隷状態から自由にされ,神の子供の栄光ある自由を持つようになることです。

16 クリスチャンはどんな希望や見込みによって歓ぶことができますか。

17 また,イザヤも従順な人類のための喜ばしい将来を予告しました。彼はこう書きました。「万軍のエホバはすべての民のために,この山で,油を十分に用いた料理の宴を必ず催される。それは,滓の上にたくわえられたぶどう酒,髄と共に油を十分に用いた料理,滓の上にたくわえられ,こされたぶどう酒の宴である。そして神はこの山で,すべての民を覆い包んでいる覆いの顔と,すべての諸国民の上に織り合わされている織物を必ず呑み込まれる。神は実際に死を永久に呑み込み,主権者なる主エホバはすべての顔から必ず涙をぬぐわれる。また,ご自分の民のそしりを全地から取り去られる。エホバご自身がそう語られたからである」―イザヤ 25:6‐8。

イザヤ25章6~8節
6 そして,万軍のエホバはすべての民のために,この山で,油を十分に用いた料理の宴を必ず催される。それは,滓[の上にたくわえられたぶどう酒],髄と共に油を十分に用いた料理,滓[の上にたくわえられ],こされた[ぶどう酒]の宴である。7 そして[神]はこの山で,すべての民を覆い包んでいる覆いの顔と,すべての諸国民の上に織り合わされている織物を必ず呑み込まれる。8 [神]は実際に死を永久に呑み込み,主権者なる主エホバはすべての顔から必ず涙をぬぐわれる。また,ご自分の民のそしりを全地から取り去られる。エホバご自身が[そう]語られたからである。

18 エホバの崇拝者であるわたしたちが今日あずかっている霊的な宴は,本当に喜びに満ちた宴です。実際,新しい世に関して神が約束しておられる文字通りの良いものの宴を見越して熱心に神に仕える時,わたしたちの喜びは満ちあふれます。(ペテロ第二 3:13)エホバはイエスの犠牲に基づいて,アダムの罪のために人類を覆っている「織物」を取り除いてくださいます。罪や死が除き去られるのを見るのは何という大きな喜びでしょう。復活させられて戻って来る家族を迎え,涙がぬぐい去られることを知り,パラダイスとなる地上で生活するのは何と喜ばしいことなのでしょう。エホバの民はパラダイスとなるその地上でそしられるのではなく,大嘲弄者である悪魔サタンに対する答えを神に提出することでしょう。―箴言 27:11。

ペテロ第二3章13節
13 しかし,[神]の約束によってわたしたちの待ち望んでいる新しい天と新しい地があります。そこには義が宿ります。

箴言27章11節
11 我が子よ,賢くあって,わたしの心を歓ばせよ。わたしを嘲弄している者にわたしが返答するためである。

17,18(イ)イザヤ 25章6‐8節ではどんなことが予告されていますか。(ロ)イザヤのこの預言は今どのように成就していますか。また,将来における成就についてはどうですか。

19 エホバがご自分の僕たちのために行なってくださる事柄を知ると,喜びと感謝の念に満たされるのではありませんか。実際,そのような壮大な見込みはわたしたちに何という喜びをもたらすものなのでしょう。その上,わたしたちは自分たちの祝福された希望ゆえに次のような気持ちを抱いて,わたしたちの寛大で幸福な愛ある神に頼るよう促されます。「見よ,これがわたしたちの神である。わたしたちは神を待ち望んだので,神はわたしたちを救ってくださる。これがエホバである。わたしたちはこの方を待ち望んだ。わたしたちは喜びに満ち,その救いを歓ぼう」。(イザヤ 25:9)では,わたしたちのすばらしい希望をしっかり念頭に置き,心の喜びをもってエホバに仕えるため,あらゆる努力を払いましょう。

イザヤ25章9節
9 そして,人はその日,必ず言うであろう,「見よ,これがわたしたちの神である。わたしたちは[神]を待ち望んだので,[神]はわたしたちを救ってくださる。これがエホバである。わたしたちはこの方を待ち望んだ。わたしたちは喜びに満ち,その救いを歓ぼう」。

19 エホバがご自分の証人であるわたしたちの前途に定めてくださった見込みに,わたしたちはどう反応すべきですか。

どのように答えますか

□ どうすれば,「心の喜び」をもってエホバに仕えることができますか

□ 神への奉仕に喜びが欠けているならば,何を行なえますか

□ エホバの民は迫害に遭っても,なぜ喜びを抱くことができますか

□ わたしたちには自分たちの希望によって歓ぶべきどんな理由がありますか

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クリスチャンの生活の特色となっている活動のすべてにあずかるなら,わたしたちの喜びは増し加わる

喜びの窓ガラスが、曇っているので
明確に希望の景色を眺めることができません。
心の窓ガラスを磨こう。
喜びという風景が映し出されるようになるまで
少しずつでもいいから、やり続けてみよう。
すべての病は消え、喜びの叫びを上げることができますように。