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感情的あるいは精神的要因

その疲労感は,感情的あるいは精神的ストレスによる場合もあります。ニューヨーク市のマウント・サイナイ病院のスチューワート・バートル博士によると,慢性疲労の80%近くはこれが原因です。ある人たちはこの倦怠感を想像にすぎないもののように思うかもしれませんが,そうではありません。ジョセフ・ワッセルサッグ博士は,「疲労は,病気や肉体労働によるものであろうと,感情的ストレスによるものであろうと,同様の倦怠感を生みだす」と説明しています。

医師のなかにはこの倦怠感をアンフェタミン剤で治療する人がいるかもしれません。しかしこの薬剤は,害になる恐れがあるうえに,症状に対して処置をするだけのものにすぎません。それよりもよいことは,感情的ストレスの原因をさぐってそれを正すことです。
驚くべきことに,慢性疲労の原因の大多数はたいくつのようです。仕事や他の活動に対して関心を失うと,人はすぐに疲れるようになります。老人病の権威T・G・クランプ博士はこう言っています。

「老人の疲労は……することが十分にない人たちのなかにより多く見られる。そういう人たちは,自分の生涯の仕事は終わったと考えている場合が非常に多い。だから彼らの疲労の原因はたいくつと,刺激や関心の喪失にある。危機が生じたり,深い関心のある事がらが何か起こると,疲労が奇跡的に消えることはたびたびあることである」。

これはほとんどすべての年齢の人について言えることです。目的のある活動を通して生活に対する真の関心がよみがえると,驚くべきことに疲労は消えてなくなります。能率専門家のL・ギルブレス博士の行なった研究はそのことを示しています。研究の対象となった産業労働者はみな健康で,ほとんど同じ種類の仕事を,ほとんど同じような物理的状況のもとで行なっていたにもかかわらず,1日が終わった時の彼らの疲れかたには,非常なちがいが見られました。生き生きしていた労働者たちは,その晩かまたは翌日に行なうある種の活動を楽しみにしていました。
それでもしあなたの疲労の原因がたいくつなことにあるならば,仕事とか他の活動に対して関心を高めることを試みてください。多くのエホバの証人は,1日働いて疲れていても,夜の聖書の討論に熱中すると疲れはなくなってしまうと言います。

わたしの疲れは、没頭しすぎ。
やりすぎからきていることがおおい。
何もしないで、疲れを感じるのは、
お布団と離れられないくらい、
うつがひどいときかな?
わたしにはたくさんの助言者がいるので、
その点でも、少し休んだらという
提案をもらうと素直に聞くようにしている。