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II. 症状

うつ病の代表的なものは、単極型うつ病と躁うつ病である。単極型うつ病は、うつ状態だけがつづくもので、躁うつ病はうつ状態と躁状態が交互にあらわれる。発病の頻度は、単極型のほうが多い。

1. うつ病と躁うつ病

躁うつ病のうつ状態、および単極型うつ病では、おもな症状は悲しみだが、本人は自覚していないことが多い。また、集中力や思考力、決断力、エネルギーに欠けてくる。

何事にも興味をうしない、日常の活動をしたくなくなる。自分に価値がないと思い、自責感、絶望感、無力感におそわれる。自殺願望がおこることもあり、本当に自殺してしまう人もいる。身体的には、睡眠障害、とくに朝はやく目がさめるのが特徴である。食欲はなくなる場合とひどく増進する場合がある。性欲は減退する。

反対に躁状態のときは気分がハイになり、行動が活発になる。あまりに気分が高まるため、ときにはおかしな行動をとることもある。おしゃべりになり、競争心にあふれ、誇大妄想的なことを想像する。性欲は増す。じっとしていられないため、注意力が散漫になったり判断力がおちたりする。また、睡眠時間が少なくても気にしなくなる。

2. 仮面うつ病

そのほか、症状がおもに体にあらわれる仮面うつ病という病気がある。睡眠障害、全身のだるさや痛みをうったえるが、原因となる器質的・機能的な病気はみつからない。ストレスによっておこるもので、体の症状に心のうつ症状がかくれている状態であり、うつ病の治療をおこなうと症状は軽くなる。

うつがひどくて、仕事を続けていくのに、処方を大目に飲んでいたことがあった。
わたしは、単極性うつ病だが、見事にそう転した。
買い物に走り、ものすごいスピードで仕事をこなしていった。
言動も、自分の言いたい放題だったし、恐ろしいことだ。
よく、処方を過剰服薬する人がいるけれど、
絶対にやめたほうがいいと思う。
まいた種は、いずれ自分で刈り取るんだよね。