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I. プロローグ

WHO(世界保健機関)の規定によれば、「健康」とは「人がたんに疾病でないというだけでなく、身体的、心理的、社会的にwell-being(良好な状態)であること」だという。逆にいえば、職場、学校生活、あるいは家庭生活において、人は心理的、精神的にwell-beingでない事態にしばしばおちいるということである。この規定の中で、とくに心理的、精神的に健康であるための、あるいは心理的、精神的に不健康におちいらないための、さまざまな予防措置ないし精神的健康管理のあり方を、広く精神衛生とよぶ。

今日、精神衛生と精神的健康管理という用語は、ほぼ同義語としてさまざまな文脈でもちいられている。心理臨床が精神的健康をすでにそこなっている人に対する治療=援助を意味するとすれば、精神衛生ないし精神的健康管理は、むしろ予防的な面に力点をおいているといえる。

17年位前に入寮した女性のリハビリ施設に、
well-beingプログラムというのがあった。
家族も共に参加するプログラムだった。
当時の日本としては、家族プログラムをしてるところはあまりなく、
いろんな医療機関から、注目されていた。
ところが、フロンティア精神ではないが、
あまり前例がないものだから、
どれも宙ぶらりんになものに感じられた。
あのままあそこにいたら、回復していたのかな?
まあ、今となっては遅すぎるんだけど・・・