病気や治療とは無関係の記事です。
ご興味のある方だけどうぞ↓長文注意
6月19日
海遊館生まれで、おたる水族館に去年11月に2才半で引っ越した、ワモンアザラシのミゾレが3才ちょっとで天国に行ってしまいました
2021.4月に生まれて、ママのアラレが育児が上手く出来ず、人工保育で育てられました。
命の危機にありましたが、飼育員さん獣医さんの懸命なケアにより一命を取り留め、スクスク元気に育っていたのに…
初めて存在を知ったのは、2021.7 乳がんの手術で入院中に毎日寝つきが悪くて、YouTubeをひたすら見てたら(←悪循環)おすすめに上がってきました。
真っ白でフワフワな可愛い生き物がタオルに包まれてスピースピーと気持ちよさげに寝ていて
可愛すぎて何回も何回も見てたら
なんだか私も釣られてとろ〜んとしてきて、それから毎日寝る前に見て癒されていたのです
入院中に、公募してた名前決定のプレミアム配信も見て、ミゾレになった瞬間も立ち会えて…
退院後も水槽デビューのライブも見守り(思い出すと涙が)
それからも、海遊館のYouTubeやミゾラーさんのSNSでずっとチェックしていました。
そして、放射線治療を終え、全ての治療が終了した、2021.11月
とうとう海遊館まで会いに行きました!
滞在した半分くらいは寝てましたが
到着した時、少し離れたところにいたので、しゃがんで見てたら、水槽に入水してぐるっと一周したあと、私のほうに真っ直ぐ向かって来てくれたんです
なんだかミゾレが…
🦭治療お疲れさんやで〜
と言ってくれたような気がして泣きそうになりました(痛い)
ミゾラーさんの真似して指をクルクルしてみたら、グルグルと横回転してくれた
ミゾレにありがとうと直接伝える事ができて良かったな。また来るねと海遊館を後にしたのでした。
それから2年。
展示個体が少ないワモンアザラシの永続的展示を目指し、おたる水族館に繁殖のためお引越しとなりました。
決まった時はあまりに遠くてショックでしたが、海外に行くわけではないし、いつか北海道に行こうと思っていたのに…
遠いところにいても、ミゾレが元気に健やかに暮らせて、存在してくれているだけで嬉しい。
ただそれだけだったのに…
なぜそうなったのかは調査中との事でまだ何も分かりません。
ファンの間では、色々と対立もあり…
まだ子供なのに行かせるべきではなかった、なぜ国内初の人工保育で育ち、人が大好きで繊細なミゾレが行かなければいけなかったのかと。
いやいや、愛玩動物でもなく、動物カフェの生物でもないのだから、水族館で生まれた以上、仕方のない事だ、責めるのはおかしい。という意見も。
なかなか難しいですね…
おたるでの様子を見てると、確かに海遊館と比べて水槽は狭くて古く、繁殖できるほどの成獣ではないから、一頭だけの展示で担当飼育員さんもお一人。
賑やかな海遊館と違ってお客さんも少なく寂しい感じはしました。
でも、照明含め全てが人工的な海遊館より、自然光も入るし、鳥やアシカの鳴き声も聞こえて、なかなか良いんじゃないかと私は思っていましたが…
こればかりはミゾレに聞いてみないと分かりません。
人馴れしすぎていると、繁殖も難しくなるので、人離れしていなかいといけないと飼育員さんも言っていましたし、大人のアザラシになるためには、こういった環境で暮らす必要があったのかもしれません。
毎年4月半ば頃から始まる換毛が今年は遅れていて、やっと始まったと思ったら、新しい毛がなかなか生えないな〜と心配されていたところ…6月に入ってから食が細くなり、急変して…という経緯みたいです。
換毛はすごく体力を奪い、ストレスもかかるらしく、環境になかなか適応出来ずにいたところに、換毛が来て、色々負担がかかってしまったのかなと勝手に想像していますが…
もしそうなら、海遊館にずっといられたらなんてやっぱり思っちゃいますね
でも、海遊館にはもう一頭パパのモヤくんがいて、オス同士は同居させられないから、ずっとバックヤードで飼育されていました。
ミゾレが出ていかなければ、モヤくん出せないし…じゃあモヤくんをどこかへ?というのもありなんでしょうけど、そうすると繁殖できるほど成熟したミゾレをママのアラレちゃんとは同居させられない。(親子繁殖は❌)
となると、ミゾレがどこかへお婿さんに行くしかなかったんですよね。
この悲劇は避けられない運命だったのかと思うのも辛いけど…
あれこれ言い合っても、もう帰ってはきませんので
引っ越してからは、あまり情報もなく、たまにアップされる動画をいつも楽しみにしていたのですが、それすらも無くなるのが寂しいです。
というか、もうこの世にいない事がまだ信じられないです。
一回しか会ったことないのに、すごく泣きました。今も涙が出ます。
元気だったのに若くして急死するという事がこれほどの衝撃で辛いことだとは。
姉が飼っていた大好きだった猫🐈たんも一年半前に病気(癌)で天国に行きました。
その三か月前から、もう厳しいと言われていて、心の準備はできていたから、今回ほどショックではなかったかもしれない。
準備ができているのとできていないのとでは、天と地ほどの違いがあると、痛感しました。
なんとなく自分と重ね合わせて想像したり…
まぁ…旦那より長生きするつもりではありますが
コロナ禍の中、生まれ、たくさんの人の癒しとなり、懸命に生きた、可愛い可愛いミゾレのことを一人でも多くの方に知ってほしくて、長文になってしまいました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!