(初発振り返り)
受付でCDを渡して待合室で待つ間。
来たのはいいけど、しこりどころじゃない
脳…脳の手術…前担当医は3mmだから今のところ手術はしなくて大丈夫、もし増大すれば検査間隔を半年にして、増大傾向が止まらず4mm超えてくるようなら手術したほうがいい。
という話だったような
今回初めて増大かも?と指摘されただけで、なんでいきなり手術の話が出るのか。全く意味が分からない。
そんな事を悶々と考えていたら呼ばれました
同年代くらいの、優しそうな、話しやすそうな男性の院長先生(現主治医)
脳外科の新担当医が嫌な感じだったので緊張していたけど一安心
パソコンに取り込まれた人間ドック時のマンモ画像を一緒に見ながら説明を受け、エコーのほうがよりはっきり分かるから診てみましょう!とベッドに横になるよう言われます。
まずは触診。掴んだり揉んだりする事もなく、さーっと触るだけで「ここやね。2cm…3cmあるかないか」
「よく動くんですよ(だから良性ですよね!)」
「あー。動くね〜」
(ほら〜やっぱり)
後で学びました。
よく癌は動かないと言われますが、これは本当。
動かないのは胸壁にがっつり浸潤してくっついている状態だから。ただし、ここまで進行している事はあまりないらしいです。
通常は脂肪組織に浸潤しているだけだから、普通に動くのです。
悪性→動くものがほとんど、動かないものもある
良性→動く
悪性は動かないというのは正解だけど、それ以上に動くもののほうが多い。ということですね
よく動くから良性🙆♀️というのは間違いです🙅♀️
話は戻りまして…
エコーもそんなにじっくり診るでもなく、両胸、鎖骨周辺、両脇とささっと終え…
ここでもまだ悪性だなんて思っていなくて。
今考えるとほんとなんであんなに自信があったのか
服を着て椅子に座っても、主治医はエコー画像をずっと見ています。
(何かあるわけがないと思いながら)
「何かあります?」と軽く聞いてみたら
「うーん。形なんだけど、良性はツルッとしてて丸みがあるんよね。これは歪んでる。悪いものに見える」
え
えーー!?
いやいやまさかまさか
なんかすぐ終わったしちゃんと見てないでしょ⁈←腕がいいだけです
確かに形は丸くはない…
パックマンに出てくる敵を横にしたみたいな形
「癌という事なんですか⁇」
「脇のリンパ節が一つ腫れているけど、これは形的に良性だと思う」
「左胸のほうね。これは画像だけで癌とは確定出来ないから、確定診断するために生検しないといけない。今日の午前診がもう終わるから、家は近くかな?住所は…あ、近いね。申し訳ないけど14時にもう一度来られるかな?その時に生検して検体採取するからね。」
生検…確定するため
かくていするため
何度も頭の中でこの言葉を反芻する
先生…もう今日は脳の事でお腹いっぱいなんです
そうだ。脳の検査入院のこと言わないといけなかったかな…
3時間前に家を出た時は、クリニック終えたら一人ランチに行って、帰りに買い物して帰ろーと思っていたのに
脳に癌に
わたし、なんかやばいことになってる
顔面蒼白なまま、ふらふらと自転車で一旦帰る事になりました