運命のうねりを感じる時





あれは不思議な出来事






1998年秋に私は
ハンガリーにいたのです。





桂由美先生の‘ラ・マリエ‘という雑誌のウエディングドレスに合わせたブーケを担当するためにハンガリーの撮影に来ていたのです。



その頃の私はというと


子供が10歳、8歳、
フラワーアレンジメントを自宅で教え、
ガーデンウェディングを手がけ出してアトリエを自宅以外に構えられるようになり
専業主婦のサロンマダム時代からプロの入り口にたちはじめたころ。





さらに遡ることおそらく数年前のこと



子供がまだ幼稚園だった年







一人でデパートを歩くこともなく、
何年振りかでゆっくりと横浜のデパートを歩き、併設の美術館に導かれるように入っていったのでした。



美術館を見るなんて何年振りかしらと思いながら。子育てに追われて、一人でデパートを歩いたりファミレス以外のカフェやホテルでお茶をできることが夢だった時代。




入って見ると


そこは、


ハプスブルク家の至宝
ハンガリー、オーストリアの秘宝


というようなタイトルでした。





ハンガリー=オーストリア帝国のハプスブルク家
の話、

皇妃マリアテレジアの娘で
フランスのブルボン王朝へ政略結婚で嫁いだマリーアントワネットや





ハプスブルク家最後の皇妃
エリザベート


を中心とした


ハンガリー、オーストリアの壮大なハプスブルク家のことでした。





当時は、全くそのような知識もなく

ふーん

と思いながらも



そこにある秘宝に魅せられ、そして壁一面に説明されたこの地域の地図や


家系図




エリザベート、
マリアテレジア、
マリーアントワネット、



の関係を知り




『私は今何でここに導かれ、
興味がなかったこの歴史を垣間見、
私の人生に何かこれが関わりを持つということ?』




心の中で自問をし




そして




何かわからないけど

きっとここに導かれるのかもしれない





と確信にも似た大きな運命の扉が開くような気がしたのでした。




壁一面のハンガリー、オーストリアの地図を見ながら。









まさかね




同時に打ち消すこの声は



ハンガリーやウィーン、
東欧に行くならまずは他の、もっと行きたいメジャーな海外旅行先があるし



ここに私が行くわけがない



と。



海外旅行も年に一回ハワイに行ければいい方だったころ




自らはさほど優先順位に上がるような国ではない現実が頭をよぎり



客観的に
あなたはここに行くことになるのよという
どこからともなく聞こえる声を打ち消したのでした。








それから
時が少したち





私は桂由美先生と出会い




横浜三越での地方のショーを
春秋と、2年、4回任されたあと


女優さんを使ったメジャーなショーに起用され

私の運命は激動へと





そして





女優さんを使ったメジャーなショーで私のブーケもテレビに映り、マスコミ取材もうける中、
夢を見ているかのような錯覚に陥り





そして


さらに



その時




桂由美先生が
私に言われた言葉は






ハンガリーで`ラ・マリエ‘の撮影があるんですけど、担当しますか?



の一言だった。





憧れていた素晴らしい桂由美先生の毎年出されるその本のページに佇むモデルが持つブーケを、こんなブーケを
私のブーケを持たせられたらと



子供がまだ1歳の頃本屋で立ち読みをしては




子育てだけに追われていた自分の人生に

そんなことは起こるはずはない


私は地方の無名な専業主婦の、ただ花を少し自宅で教えてるだけの私に


そんなことが起こるわけがないと





あの時のラマリエ!




10年経ったその時にまさか、そんなことが現実に起こった事に




しかも、ハンガリー!







あの時なんでここに導かれたのか?と自分以外の誰かが私に問いかけながら見ていた美術館のあの地図の地に、はやり自らの意思ではなく呼ばれる事になったのだ。









何かが始まる…



と確信した瞬間だった。






思いは叶うのか?夢は叶うのか?



常に私の人生のテーマとして

いつの時でも



自分や神様に問いかける





あの時なんでここに導かれたのか?の答えともならない現実が、私をハンガリーへと導いた。







苦しみや絶望がそれからたくさん与えられて

あれから30年近く






乗り越えるたびに

かつてみた夢の地点に自分が立っていた




こんなことが起こるんだ





なんで?




答えは出ないけど


それが人生のヒントなのかもしれない







今回



導かれて

オーストリアのウィーンに来れた。






あの時、ハンガリーで、桂由美先生と撮影の後のパーティで、初めてあつらえたドレスを着て行ったゲデレー宮殿



ハプスブルク家が、ハンガリー=オーストリア帝国を治めていた頃



ハンガリー皇妃としてもエリザベートが、過ごした宮殿とのこと









宮殿にはシシー
エリザベートの部屋や遺品があり








あの時

そごう美術館で導かれてみた至宝たちがそこにあったのかもしれない





そして今回も。












ウィーンは

それから行きかけて行けなかったことが一回あって


今回導かれて来れた理由がもう一つある。


その理由はまた今度書きます。









感慨深い


私のKAORUKOへの始まりの時に出会った
ハプスブルク家、エリザベート、そしてマリーアントワネット





なのでした。





流れた30年の時をかみしめた数日間です。











事務局よりお知らせ~


Flower and Kimono Show for the Purpose of International Artistic and Cultural Exchange

16 June 2019

Doors open: 1:00pm, show begins: 2:00pm

Norden Farm Centre for the Arts, Altwood Rd, Maidenhead SL6 4PF


To book tickets call 01628 788997 and for queries email boxoffice@nordenfarm.org



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🇬🇧🇯🇵日英文化季間(日本政府、イギリス政府)

日本代表フラワーアーティストとしてフラワーショー出演

6月16日、17日





🇯🇵🇻🇳

Japanvietnamfestival

元国家主席、両国大使、総領事ご臨席(日本政府、ベトナム政府)

日本代表フラワーショー出演




🇫🇷🇯🇵日仏160年ジャポニズム公式参加 日本代表フラワーアーティストとしてパリでKAORUKOスタイルの展示ー日本文化会館(日本政府、ベトナム政府)

Japanese modern IKEBANA Installation

19th,Feb,201923th

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ジャポニスム2018




🇺🇸ロサンゼルス にてフラワーショー詳細後日


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