慶應義塾大学をこの春卒業した娘は
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就活で友達たちがこのご時世でも
一流企業に次々就職が決まったり夢を叶えていくときに


ロンドン大学の大学院進学マスターを目指して受験勉強を選んでいた。


おかげさまで合格して留学のために渡英となった。
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出国した最後のエスカレーターを降りていく娘。


ガラス張りのこちらから


見えなくなるまでずっと手を降る。


巣立ち。



さみしいけど



私も私としての人生をこれから一層頑張ろうと決意新たに。



娘の新しく始まる人生を送り出し



娘も新しい人生を頑張っているかと思えば


私も頑張らないと。

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いつか私の亡くなった母が生前



私のテレビ取材でインタビューを受けたとき


娘のKAORUKOさんをどうおもいますか?と聞かれたとき



体を壊さないか心配するくらい仕事が忙しいから健康だけは気をつけてと思っていると言い



そして



私もお店に(実家の家業)

今日疲れてるから行きたくないなぁなんて
思う時


娘もきっと今日も頑張ってるんだから私も頑張らなきゃって思うって。



そんな風にインタビューに答えていて


ヘェ~そんな風におもうんだってそのときは思ったけど



今朝娘を送り出す朝に



おばあちゃんが言っていた意味いまよくわかるよって


Londonで勉強頑張りにいくんだからママも負けないように頑張るね


お互い頑張ろうねって。



お互い自分の人生を頑張ろうねって。

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でも…社会人になる自立が遅れてごめんねって娘が申し訳ながった。





人生の決断は孤独と不安にさいなまれて


自分の選んだ道が正しかったのか問い続けるもの。



霧に包まれた未来に何が待っているのかとおびえながらも希望に燃える。


両義性の中で揺れる。



その悩みの連続が人を成長させる。



おそらく人生の幕を下ろす日が来るまで常にこの道が良かったのかを問う。



すぐ答えを出してしまうことは人の成長を未成熟のまま止めてしまう。


悩み悩みおおいに悩むこと。


決めた道であっても悩み続けながらもがくのが人生。

でも短絡的に答えを出すのではなく
その一歩一歩の継続がやがて
力になり成熟をさせていく。


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娘ををそっと見守ってくれますように…






亡き母がいつもつけていて、私にくれた指輪を


娘の指につけてあげた。



新しい世界に行ってらっしゃい!


きっと大丈夫



ママもがんばるね!



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~写真~
イギリスの夜明け~2012.11月



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