「久しぶり!元気ですか?なんかすごい活躍ぶりですね!ビックリです!」


と言うダイレクトメッセージが届いた。


誰かと思ったら短大を卒業して私は一部上場の某企業でOLをしていたんだけど、その時の同期入社の男子だった。


私をフェイスブックで見つけて昨今の私を知り実に20年ぶりくらいのフェイスブック上での再会だった。




「久しぶり○○君じゃない!!?  なんか懐かしいね!


お互いおっさん、おばさんになっても同期だから○○く~んとか。。私の数奇な運命は・・・~~」



「小佐野さん(私の旧姓)の活躍、皆に自慢したくなるような、ちょっと誇らしい感じです。


これから益々頑張ってね!活躍を楽しみにしているよ。


それにしても小佐野さんの友達(フェイスブック上の)数も人物も凄いね~


僕の知り合いかも?のお知らせに小佐野さん繋がりの友達として前田敦子とか西野かなとか小室哲也と


かでてくるようになってビックリ!思わずポチっと友達申請しそうになってしまいました笑」




「そうなのよ、まだ2カ月なんだけど毎日100人位づつ増えて私も困惑しているけどファンだと思ってまっいっかと・・・



ねぇ小佐野さんてやめてよ、KAORUKOさんて呼んで」




「ゴメン、ゴメン笑 、


自分の中では「杉本」って同期(旦那)のイメージ。


KAORUKOって今や立派なブランドじゃない、有名人て感じで・・・


チョット恐れ多い感じ・・・・・





昔、イギリスに花の勉強に行くこととか、将来の夢とか、いろんなことを熱く語っていたころの君は


僕の中では「同期の小佐野さん」だったので・・・





周富徳、写真見た!すごいね!


もっともっと活躍して。


でも体にはきをつけなよね。




改めまして・・・・・KAORUKOさん。これからもがんば!」



「ちょっとさ、なんか小説みたいなやりとりじゃない?ブログで書いていい?このやりとり」



私が就職したとき同期だけでも200人はいたのだと思う。

バブル前だったけどとりあえずそこそこの短大や大学を出ているだけで結構上場会社に誰でも就職していた時代。


学生時代の延長のように同期会とかあって本当に楽しかった。


そして皆ほとんどがその中でカップルができて結婚して行った。


私も○○君も同期どうしで結婚。そう奥さんも私の旦那も全員が同期友達。

入社の独身の時から同期会で友達になり、次第にだれと誰が付き合いだしたとかそういう感じでカップルができて行った。

だから結婚して子供が小さいうちは家族ぐるみでバーベキューとか旅行とかしたものだ。

皆同期だったから(4カップル8人が同期で結婚した)

家族が増えても旧姓で呼びあったものだ。





いつしか同期で集まることも無くなり、私はKAORUKOへの道を歩き出したこともあって

数十年も疎遠になっていたのだ。



月日は流れても○○君と呼び、小佐野さんと旧姓で呼びあうと何だかあの頃の若かりし自分にもどる。



そして「昔~~~・・・いろんなことを熱く語ってたころの君は、ぼくの中では・・・~」等と言うセリフは


結構ぐっとくる。




そうそう、語っていた私。


そして全ては語った通りの夢が実現した。


叶えるためのひたむきだった自分、情熱あふれていた自分の道のりを走馬灯のように思い描いた。





フェイスブック上の思わぬ再会と原点を思い出させてくれてなんだか楽しかった。



あの頃の未来に立っている自分。



自分たちの子供があの頃の自分の年になるだなんて信じられない。




それにしてもなんかフェイスブックっていいな・・・と始めて感じた日だった。

*本当の友達を増やしたいのだけど知らない友達がたくさん増えてファンクラブみたいになっている今

・・それもまぁいっか。


「いろんなことを熱く語ってたころの君は、ぼくの中では・・・~」って少女漫画か

小説かの世界じゃない?





そう言えば昔から普段の話言葉でさえも

スマートでキザに聞こえる言いまわしが多いともっぱら同期の中でも

「さすが慶応ボーイ!と男子たちに揶揄されていたっけ」と思い出した。

策略もなにもない昔をただ思い出すだけの

たわいないピュアにでた彼からの言葉。




だとしても


おばさんとしては結構やられた!と言う



なんだか久々に新鮮なセンテンス。笑



楽しかった。!(^O^)/