テセウスロスの一日 | 薫彦の二杯目のグラスから ~ Kyoto 編 II ~

薫彦の二杯目のグラスから ~ Kyoto 編 II ~

年年歳歳花相似たり、年年歳歳人同じからず。

日々変わりゆく季節と身の回りの備忘録日記。
シュワシュワの後の、2杯目グラスは bitter or sweet ??

日曜日夜の日曜劇場”テセウスの船”が終わってしまった。

最終回の夜まで、推理サスペンス物語の真犯人は分からず、このところずっと頭から離れなくなっていた。

 

竹内涼真演じる主人公田村心、鈴木亮平演じる佐野文吾親子の、タイムトラベラー物語。

時のパラドクスそのままに、古くなった船を修復するために、古い船の建材を取り替えて、すべての建材が入れ替わってしまった船は、果たして”同じ船”といえるだろうか?という命題を最終回には、改めて考えさせられてしまう。

 

ギリシア神話の「テセウスの船として記念に保存されている船」の通り、

「同じ」をどう定義するかによって、その船が「同じ」と言えるかどうかは変化する」”らしい。

少しずつ構成要素が変わっていって、最後にはそっくり入れ替わってしまうものは、誰にも当てはまってしまうのでは?と、思うと背筋が冷たく凍りつく思いがする。

 

アタクシの叔父の名前が、『心(しん)』さん、駐在警察官だった祖父の子供で、つまりアタクシの母は、心さんの姉の『鈴(すず)』と同じ設定。(母の名前は違うけど)。恐ろしいことに、カトウミキオは義理の父と同姓同名。

 

NHKタイムトラベラーの主人公のケン・ソゴル、TBS日曜劇場の『JIN – 仁』、

Back to the futureもあるけれど、今回の心さんも、ミキオも忘れられない名前になりそう、あ、タイムトンネルも好きだった。

 

観光客の消えた先斗町のラム専門店、 ULTRA CHOPさんのワインリストで見つけた赤ワイン、迷わずに竹内涼真に例えられたメルローをいただく。

 

アタクシたちの構成要素どのくらい変わってしまっっているのか、タイムトラベルできたら、変えてしまいたい過去は山ほどあるけど、変わってしまった未来は本当に今のアタクシと、”同じアタクシ” なのか?

 

思い悩んで眠れられない夜、のはずが、竹内ワインのせいか、爆睡。。。。