非常に暖かい如月下旬の月曜日に、とある仕入れ先からの手紙。
内容は「業界での向かい風に勝てず、6月末日を以って廃業とします」との文言。
このメーカーは鉢花を入れるいわゆる鉢袋を製造卸をしてるメーカー。
わたしが30数年前にこの業界に入った時からお付き合いのある会社です。
蘭専門の鉢袋を既製品で販売し、高騰するプラ原料の中、唯一値上げをせずに踏ん張ってきた企業です。
過去にギフトボックスを取り扱いう会社も同じ理由で廃業しました。
以前に書いた培養土や水苔、肥料の卸をする二つの会社もいずれは今回と同じアナウンスが来るでしょう。
せめて、わたしの定年以降であることを祈りますが。
ヤメる会社があれば、同様商品を取り扱う現行の会社に顧客を流し込まねばなりません。
何らかの形でどこかに潤いが発生すればヤメた側も受け継いだ側も報われますが、脱プラが叫ばれてる今、現行の会社は自然に帰る素材の鉢袋に方向を変えなければなりません。
世知辛いな。