台湾旅行から帰ってきて早3日経ちました。
出張の時もそうでしたが、取引先訪問時に台湾の園芸雑誌に目を通します。
愛読する雑誌には台湾を主軸とした植物の輸出状況や、生産資材の輸入状況のデータが記載されてます。
①胡蝶蘭輸出鉢数国別昨年対比です(1月~11月)👇
ベトナム・カナダは2022年は大きく伸びてます。
アメリカ・日本はそれに次ぐ伸び率。
韓国も伸びてるが、母数が小さい。
ガスなどの資源面でロシアの煽りを受けてるオランダは約半減です。
②胡蝶蘭フラスコ苗の①と同じ区分けでの昨対比較鉢数です。
オランダは中苗で約900万鉢減で、安価な瓶苗は約600万鉢増。
しかし全導入量は約300万鉢減ってることになります。
昨年はオランダ内でも10件の生産会社が生産中止してますものね。
③対オランダへの蘭全般輸出金額です。
2020年はコロナ渦の植物需要で上昇してましたが、ウクライナ情勢が怪しくなってから下降気味です。
④先述の③を数値化した比較です。
胡蝶蘭苗において台湾との取引金額の一位はアメリカ、二位は日本であることは変わりません。
趣味的な蘭を栽培し、世界に販売する農場で聞いた話では、韓国・中国への取引が増えてるとの事。
ベトナム・シンガポールも好調な取引先であるのも変化はないです。
オランダの取引数量が減となる現在、台湾は当然として取引国の日本もどんな煽りが来るのか、対処策な何なのかを考えねばなりません。
植え込み材料のピートモスも産地はカナダと北欧が中心です。
肥料は原料は中国からです。
国産の植物を栽培しておれど、それにまつわる資材の殆どが輸入品です。
まだまだ値上がりがありそうです。
自費で旅行に行って、出張と同じようなこともしてる自分に呆れます。
でも、好きでやってるならいいか。