タケモトピアノのCMを振付させていただいたた。
財津一郎さんのご冥福をお祈り申し上げます。
66歳の私は振付人生が長いが、あらゆる方向に広がり、私を導いて下さった奇跡の作品だった。
依頼を受け閃いたのは
宇宙と交信して、宇宙から電話がかかりオーダーされ、ピアノが売れていく✨だった。
財津一郎さんはミュージカルスターでもあるから、宇宙人みたいなダンサーと絡むと絵になると思った。
衣装も私のアイデアを採用していただき、大変ありがたかった🙇
振付は
宇宙のオール・ザット・ジャズのボブフォッシー風、ピアノが宇宙と交信する!私が一番好きな次元を超えるエンタメになった。
CMでも何でも、振付は芸術でメインの方の隠れた魅力を引き出し、見た方に哲学や物語を伝えるように、創ってきた。
財津さんの生き方に対する深さや愛。
ピアノを大切に使い続けるタケモトピアノの心意気。
そして、宇宙とつながり広がる私の物語。
撮影当日、ダンサー達は私の自慢のアーティスト達で質の高いダンスでぴったり揃う。が、手術直後で動きが困難な財津さんには、急遽、手だけの振付に直した。
品格とユーモアのある方で、手だけで十分に表現して下さり、オシャレな仕上がりだった。
タケモト会長は少年のような初々しさで、プロデューサー北川さんと共に、二人に喜んでいただいたのがほんとに嬉しかった。
その後、何故か⁉️赤ちゃんが泣きやむCM❗と探偵スクープで番組になり、実演されたCMで100人くらいの赤ちゃんが泣きやみ、びっくりした。
財津さんの声の響きが一番の要因、振付と衣装も二番目の要因になり、CMだったのが、凄いコラボになった事に気づく。
当時、私は海外公演をしていたので、大阪で凱旋公演をさせていただき、会場でCMグッズも売れていた。
さらに、シンガーソングライターの私の歌を気にいってくださり、音楽スタジオで録音して下さった。
残念ながらCDにはならなかったが、この経験から、私は丹田が弱くて、いざという時に声がでなかった事がわかり、徹底的に丹田や身体を鍛えた。そのおかげで、股関節置換手術をした後も今でも、いや66歳の今の方が動け、振付し続け、声も出るようになった❣️
CMはさらにオンエアされ続け、財津さんは[CMが唯一の収入源で感謝している]とおっしゃった記事に、奥さまの看病の日常生活も書かれていたので、良かったな~と思っていた。
今思うと、洗練された表現の手が語って下さった事、財津さんの声の響きが宇宙っぽく耳に残り、忘れられない。
純粋な赤ちゃん達が思わず泣き止んだのは、当然だったのだと思う。
財津一郎さん
CMを、時代を超えて末永く愛される芸術に昇華していただき光栄です。
心から感謝しています。
ご冥福を心からお祈りします。