世界が変動する中、自分の事は書くのは気がひけるが…
5月30日に手術をして、約1週間で退院。昨日リハビリに行って、回復力を大変誉められた。
足を胸にぐっとひきつけたら、リハビリの先生に、普通手術をしたら無理な態勢なのに、できるんだ!とびっくりされた。
骨を切ってチタンをいれ、長いボルトをいれてるのに、傷口さえ痛くなかった。
すぐに身体の一部に溶け込んでくれたので、リハビリが二倍できた。
その代わりに、付け根から反る事を禁止されてしまった。
高三の時に股関節が痛くて病院に行ったら、踊りは出来ないと言われた。
そう言われても、ものすごい練習量でカバーしてきた私は、やり過ぎで骨がはずれやすくなっていたのだ。
手術をしていない方の足も変形が進んでいて、少し痛い。
動きも制約され、今までご飯も食べずに、膨大な時間練習してきたジャンプなど、技がまったくできなくなった。
しかし59歳の私は、これも芸風を変えるチャンス!
今までの負けるもんかとやる性分を変え、一瞬を味わい、奇跡的な結果に導く即興で芸術をやり続けよう。
身体はどうしたって衰えていく。だけど、瞬間瞬間生まれ変わっていると聞いた。
それを阻むのは執着、記憶だと思う。変化は恐れない。出来ない事が増えたからこそ、本気になれるのはありがたい。
金属と融合した身体で、森羅万象を描こう。
お見舞いの言葉を頂いたすべての皆様に感謝します!ありがとう!
香瑠鼓
写真は、お見舞いに来てくれたバリアフリーワークショップの参加メンバー由香ちゃん&あっちゃん。チラシは、復帰後はじめてのパフォーマンス「チャリティサロン」