2月16日【三枝成彰レクチャーコンサート】に出演させていただきました
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・中田喜直作曲【さくら横ちょう】
→ヨーロッパの春は明るいイメージ、日本の春は切ないイメージですよね。
この歌は途中桜がはらはら散るような音形があり、そこが聴かせどころだったりします。過ぎ去った恋に想いを馳せる歌。大好きな歌です。
・團伊玖磨作曲 オペラ「夕鶴」より【わたしの大事な与ひょう】
→「つるの恩返し」が元になったオペラ。
自身の羽を抜いて織った布をお金に換えて喜ぶ与ひょうの姿に不安を覚えるつうのアリア。
ここから最後のアリア【さよなら】に向けてつうの気持ちが動き始める大切なアリアです。
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今回お願いしたピアニストの田辺さんは、私の歌う歌に寄り添って弾いてくださる方。どんな風に歌ってもついてきてくださったので、本番はどっぷり日本の歌の世界、そして「夕鶴」の世界に入り込んで歌うことができました☺️✨
20年経っても「つう」がまだ私の中にいてくれた感動。
そして会場にお越しくださった皆様に心から感謝致します。あたたかい雰囲気に包まれながらの演奏はやはり格別でした。とても幸せな時間をありがとうございました。
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4月13日(土曜日・14時開演)には三島文化会館小ホールで、つうの「さよなら」のアリアを歌います。
昨日のコンサートで「オペラを観ているみたいでした」という嬉しいご感想をいただきました。三島でそのクライマックスをお見せしますので、ぜひ「夕鶴」の世界に浸りにいらしてくださいね✨
この日はオペラ「ルサルカ」の【月に寄せる歌】も歌います。
こちらは「人魚姫」が元になったオペラです。チェコ語ですが、王子様に想いを馳せながら月に向かって歌うという想いは万国共通ですよね。
三島でのマイテーマは「化身」
人でない存在が人になって想いを遂げても結局わかり合えない切なさ。。。
でもそこにドラマが生まれるんだなあ、と改めて感じております。
皆様にお会いできることを楽しみにしております。