京都のホテルで娘と会ったのは、夜の8時。その時の娘はそんなに落ち込んでいるようでもなかったので、安心したのを覚えている。
遅い時間から京都駅地下に夕食を食べに行った。
娘の食欲はいつにも増してあったように思えた。
少し風邪気味だと言ってお酒は飲まなかったな…

翌日はいつものように、娘が1時間以上もお風呂に入り、テェックアウトギリギリまで部屋で過ごした。

重い荷物を宅配便で送り、身軽になって串カツ屋さんにランチ。エビにチーズに大好物を頬張る娘を見て、元気で過ごしてくれよとやはりここでも安心していた、バカな母親。

串カツの後はブラブラした後、スタバでお茶。

もうすぐお互いの新幹線の時間になるまで一緒にいた。

別れる時、私は何だか娘が元気ない生気がないと感じたが、そんなことはないと打ち消した。チュッとエアーキスしたらきしょっていうので、大丈夫かなかなと思い込ませた。
心残りを感じつつ、京都駅で別れて、娘は東京へ、私は西へ。

これが娘を見る最後になるとは。

もっとどうにかできたのではないか…なんとバカな母親。