信州読書会さんに参加させていただいて、毎週金曜日に
課題図書の感想文を提出させていただいています![]()
今回は、ミヒャエル・エンデの『 モモ 』 の感想です![]()
言わずと知れた児童文学の巨頭ですね![]()
子供の頃に読まれた方も多いと思います。
実は、私は今回が初読でした!でも、これは大人になって
時間を気にしながら、あくせく生活するようになって読んだ方が
いいと実感しました![]()
だって、子供の頃は自分の為の時間がたっぷりあります。
これは、日々の生活に疲弊して、「時間」の奴隷になっている
大人こそ読むべきだと思います![]()
あらすじは、とある街に現れた「時間貯蓄銀行」と称する
灰色の男たちに時間が盗まれてしまい、皆の心から余裕が
消えてしまいます。
人々に自信を取り戻させてくれる不思議な力をもつ少女モモが
失われた時間を取り戻すというストーリーです![]()
今、時間に振り回されている大人こそ、読んでいただきたい
物語です![]()
『 オソイホド ハヤイ 』
時間を「節約」する世界がそれほどおかしいと感じないくらい大人になってからの初読だった。きっと子供の頃に読んでいたら、灰色の男たちがもっと怖かったり、時間の節約に憤慨していたことだろう。
45年前の小説だが、灰色の男たちが再び盛り返したのかと思うくらい、確実に「時間術」の本が売れている現代、「時間術」の著者は灰色の男たちかもしれない。きっと時間貯蓄銀行は大流行りに違いない。だから、主人公のモモの方が現代ではバグなのだろう。
でも、バグがなければ、+と-が平然と並ぶプログラムに誰も疑問を持たない。居酒屋のニノや観光案内のジジのように、無自覚に時間を吸い取られてしまう。モモの身代金を払う「目的」のために「手段」として働くベッポと違い、時間の節約が「目的」になっているのではないかと、自分自身を思わず見つめ直してしまった。手段としての節約なら、とても有意義なことだ。
さらに、時間にも車のハンドルのように「遊び」の部分がないと、モモのように、友人の話に耳を傾けたり、一緒に食事をすることなんてできない。ニノの居酒屋で、孤食するのが精一杯だろう。ただ、「時間」はモモのいうとおり、実体ではなく「概念」だ。なんびとも平等に振り分けられているからこそ、その人間性が色濃くでてしまう。だから、「どこにもない家」の時間の花は、それぞれひとつひとつ美しさが違うのだろう。
「概念」だからこそ、モモのように音楽のひびきのように、時間を可視化して意識するのも大事なんじゃないかと感じた。私も相当、時間貯蓄銀行に預けているんじゃないかと空恐ろしい。
カメのカシオペイアは言う…「オソイホド ハヤイ」。「星の王子さま」も喉が渇かない薬を使って、泉まで歩く時間を一週間に53分節約するより、泉までゆっくり歩くという。私もこんな「遊び」の時間を持てる大人になりたい。そのためには、時間の概念から叩き直さねば。「オソイホド ハヤイ」をひとまず呪文のように唱えるところから…。
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