信州読書会さんに参加させていただいて、毎週金曜日に
 課題図書の感想文を提出させていただいていますニコニコ

 

  今回は、アンドレ・ジイドの『 狭き門 』 の感想です本

  美しい従姉アリサに恋心を抱くジェローム。二人は相思相愛

  だったが、アリサの妹のジュリエットもジェロームに好意を抱く。

  アリサは、神の国への憧れと妹への遠慮から、結婚をためらう。

  ジュリエットが身を引いても、ジェロームとの結婚をあきらめて

  命を落とす…というあらすじです。

  アリサもジェロームのことが好きだったのにも関わらず、

  地上での幸せを放棄し、結婚もせずに亡くなってしまうアリサに

  イライラさせれましたチュー

  結局、ノートにアリサが遺していたジェロームへの熱い思いの

  せいで、ジェロームは「全てを忘れてしまうまで」ひとりで生きて

  いく覚悟を決めます。

  結果的に、アリサの自己犠牲は地上の誰をも幸せに

  しませんでした。ひょっとすると、天上で、アリサだけが幸せに

  なっているかもしれませんが…。

  なんだかスッキリしなかったので、読解が足りないのかも

  しれません。再読決定です!!

 

 

 

『 愛をこじらせる 』

 

 ジェロームとアリサの出会いは、理想的だった。ほぼ同時に恋に落ち、お互いの気持ちも伝わっている。ただ、アリサが周囲を巻き込んで、愛をこじらせたために思わぬ方向へと二人の愛は進んでいく。
確かに、母の不貞を目の当たりにすれば、身体的な関係を避けた精神的な高みを望む愛を求めざるを得ないとは思う。しかし、それはお互いが同じ思考を持っている場合だ。ジェロームが共に一緒に過ごす「地上の愛」を望んでいたのにも関わらず、アリサはただひたすらに犠牲を伴う「天上の愛」にひた走る。ただ、私はアリサ自身がジェロームを想う自らの愛の束縛から自由になりたかったのではないかと感じる。
妹のジェロームへの思慕を利用し結婚話を進めて、ジェロームの存在をあきらめようとしたり、「狭き門」には二人は並んで入れないので、自分一人で自己犠牲と共に門をくぐろうとする。でも「聖なる心」を武器に、自らを縛るジェロームへの愛から全力で逃げているようにしか思えない。恋は、確かに自らも相手も縛る。アリサの母の姿をこの縛られた恋に重ねて恐ろしかったのだろう。しかし、愛に昇華すれば自由になれることをアリサは知らなかったのだろう。
私自身無宗教なので、キリスト教の教えは肌感覚ではわからない。でも、私からするとアリサは「帰依」という名の神への依存ではないかと思った。結局は、自らに自己犠牲を強いているようで、ジェロームを一番苦しめる。決定的な別れを告げないばかりか、死後も日記を残して、ジェロームを縛ってしまう。ジュリエットもアリサの言う通り、ジェロームと結婚していたら、アリサの依存の犠牲になっていたかもしれない。

二人が恋に落ちた時、ジェロームは「二人はもう子供ではないことを覚ったのだ」と言った。恋をするとは…大人になるということは、感情が吹き荒れて辛いことが多い。でも、それを避けていては、結局「狭き門」もくぐれない。アリサは、他己犠牲を強いて自らを守っていたことに、天上で気がつくだろうか。

 

 

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