旅行パンフレットの小さな写真から、

夕暮れから夜になる前に空気全体が青くなる現象、のことを思い出した。

 

確か高校生のとき、江國香織さんの小説でこの現象を「プルキニエ現象」と呼ぶと知って、

それ以来「あ、プルキニエ現象だ」と思う瞬間を幾度となく迎えていて、

いつもセンチメンタルな気分になっていた。

 

儚い青春のような、高校時代に感じていた気持ちを箱から取り出すような、

すこし気恥ずかしいきもち。

 

そんなことを思い出しながら、描く。

 

 

 

タイトル: 暮れなずむ
サイズ : B5
画 材 :透明水彩絵の具