【 キュビスム 】
多視点描画。
キュビズムとも
キュービズムとも言われる。
一点透視図法や
二点透視図法に見られる
極めて
「あっ!立体的!」
「あっ!遠近法ばっちり!」
…と思われる描写は、
ある位置に
「視点」
…と言われるポイントがある。
視点は1つという考え方。
写実的という表現で言い表すこともできる。
そう、
まさに写真がそんな感じ。
そして、
自分が見ている景色もそんな感じ。
視点が1つだ。
ある1つのものを
色んな角度から見れば、
その見る角度によって、
様々な見え方や表情がある。
…などは、
いちいち言われなくても
誰もが理解できることでもある。
円すいも
三角すいも
四角すいも
横から見たシルエットは三角で
底か上からみたら、それぞれが、
円
三角
四角となる。
見る角度でそんなに違う。
街中で
人混みの中を歩いているとき、
ふと…
この人たち全てに今…があり、
この人たち全てに視界…があり、
この人たち全てに感情…があり、
この人たち全てに人生…があり、
…と瞬時に多視点で眺めてしまうことがあり、
とても不思議な感覚に陥ることがある。
かの有名なピカソは
あるとき、写実的な絵というか、
単一視点の絵ではなく、
あらゆる方向から見た
多視点の絵を描いたらしい。
それを「キュビスム」と言う。
芸術の世界では、
ピカソが始めたと言われている。
絵画にするかどうかは別にして、
日々、生きている中で、
そのような物の見方は大切だと感じる。
単一方向から物を眺めたり、
ある立場からだけの考え方に捉われたり、
思い込みや決めつけで判断したり…は
非常にもったいない結果になりかねない。
考え方や心の捉え方も、
キュビスム的である方が良いケースも
多々あるのでは?
…と感じた五月の夜。
■ ピカソ「泣く女」
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■谷口薫のレターポット
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