JR北海道の特急列車減速、減便の舞台裏 その1 | 鉄道マンたしろかおるのナイショ話

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元山手線運転士・元参議院議員 たしろかおる の鉄道ブログです。

元山手線運転士の参議院議員 たしろかおる です。


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今回は、私が取り組んできた、JR北海道の安全再確立への取り組みについて書きたいと思います。



JR北海道では列車火災事故や脱線事故が相次ぎ、大きく報道されました。また、データ改ざんなどの問題も発生し、多くの利用者の皆様に不安を与えてしまいました。同じ鉄道に携わってきたものとして、私自身も決して他人事とは思わずに、反省と共に、再発防止のために動くことを心に決め、JR北海道で働く現場の鉄道マンたちと連携して動いてきました。


心無いマスコミからは、労働組合の問題が安全に影響しているなどという、事実無根の報道もされましたが、私は、現場で汗して、安全で安定した鉄道輸送の確保のために奮闘している現場の鉄道マンと共に、このようなデマに惑わされることなく、原因究明とその対策を打つために連携しました。



列車火災事故の問題では、直接の原因はエンジンの部品が落下し、それに車輪が乗り上げ脱線したというものでした。しかし、なぜ部品が落下をしたのかが問題です。


現場の運転士の声は、冬季のブレーキ時に車輪がロックして、車輪の踏面に傷がつく踏面剥離(フラット)という現象が頻繁に発生し、振動と騒音がひどいというものでした。


車両の検査、修繕をする鉄道マンたちの声は、フラットができていることは常に把握しており、傷を取り除く車輪転削という作業を行いたいが、作業できる区所が限られている上、車両の予備車もなく、修理もできないままに運行されているというものでした。


列車の脱線については、線路に積雪がある間は保線作業ができず、雪のない限られた期間で保線作業をしなければならないという北海道特有の事情に加え、保線作業に使われる予算も限られていることから、作業が十分に行えないという現場の鉄道マンの声でした。


(つづく)



今回もご覧いただき、ありがとうございました。


元山手線運転士の参議院議員 たしろかおる は、7月10日投開票の参議院議員選挙に比例区から立候補いたしました。比例区は全国どこからでも投票することができます。唯一の現場の電車運転士出身の参議院議員 たしろかおる へのご支援を、何卒、よろしくお願いいたします。


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