京浜東北線の運転 その2 | 鉄道マンたしろかおるのナイショ話

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元山手線運転士・元参議院議員 たしろかおる の鉄道ブログです。

元山手線運転士で、現在は参議院議員の たしろかおる です。


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今回は運転士をしていた仲間から届いた、京浜東北線運転の話、第2回をお送りします。




前回は赤羽まで来ましたので、今回はその先に参りたいと思います。


赤羽-東十条間

高架化により消滅しましたが、ここにも以前は踏切がありました。新幹線高架で見通しが悪いうえに、さらに左カーブという悪条件が重なり、さらに遮断機をくぐって横断する人が多く、ここを通るときはいつも気を遣いました。


東十条

以前は下十条運転区がありましたが、今年3月のダイヤ改正で廃止されました。詳しい経過については、このたしろさんのブログで紹介する予定だそうです。運転区は廃止となりましたが、構内は電留線として残っています。私が運転している頃は採時駅でしたが、2015年3月のダイヤ改正から採時はしなくなりました。


王子

南行線の横を北王子貨物線が走っていましたが、こちらも廃止されました。1日数本の運転でしたが、南行到着時に北王子貨物線の列車と並走すると、速度感覚がわからなくなってしまい、ヒヤッとすることがありました。

東十条-王子間は余裕時分があり、南行電車はゆっくりと王子駅に進入。上りこう配の上、カーブしているのでブレーキもよく効くことから、ホームの中間くらいまでノーブレーキで進入。どこまで突っ込めるか、結構緊張しました。


上中里

蒲田以北では、上中里と川口の北行が下りこみで最高速度90キロで進入する駅です。進入速度が高い上、下りこう配であることからブレーキの効きも悪く、運転士の腕の見せ所でもありました。


田端

ここから田町まで、山手線と並走します。田端進入時に山手線が同時進入すると、闘争心?が湧いてきます。私たちの思いは、このブログで以前紹介されていたので、そちらをご覧ください。


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田端-田町間の運転士の心理


京浜東北線は昼間帯、田端-田町間を快速運転します。田端停車後、種別確認を行います。また、採時駅となります。発車時間に注意です。


西日暮里

南行は上りこう配のあと、ホームの中間から下りこう配となります。ブレーキがよく効くなあと思って、早めにブレーキを緩めてしまうと、下りこう配に差し掛かり「ググーッ」と後ろから押され、停止位置オーバーしてしまうことに・・・。油断禁物駅です。


上野

田端の次は上野が採時駅です。上野東京ライン開業により、朝通勤ラッシュ時の乗降客は減ったようですが、私が運転していた頃は東北・高崎・常磐線からの乗り換え客でごった返していました。駅員もズラリと並んで、ホーム進入時に一斉に敬礼する姿は圧巻でした。

知る人ぞ知る、蒲田駅場面での京浜東北線北行最終電車は上野行き。1日1本のレアな列車です。103系のサボには「快速 上野」のコマも入っていました。


今回は、上野まで。こんな調子ですが、皆さん、大船までお付き合いいただけますでしょうか?




今回も、ご覧いただき、ありがとうございました。


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