なんかまどマギ2・北斗修羅・バジ3の結果を受けて、スロットオワタ・・・
って声が業界のあちらこちらから聞こえてきます。(バジ3に関しては十分健闘している気もしますが・・・)
3万台・9万台・5.5万台と約2ヶ月の間に大型タイトルが3機種登場した訳ですが、
どれも予想よりも稼働しないという状況に頭を抱えている店舗が多いようです。
一時期コンサルのような方々が、
「ぱちんこはMAXが撤去になるから先が不透明、単価が落ちるから売上も落ちる」
「スロットはまだ旧基準機が使える分、今後はスロットに注力するべき」
と言った論調が多かったように思われます。
そういった流れから年末にかけてスロットの増台を仕掛ける店舗がいくつかありますが、
やはり旧基準メインでの増台という感じになるのでしょうか。
最近業界内外のプレイヤーから話しを聞くと、
「今のスロットは仕事終わりからの勝負がしづらい」
という言葉を良く耳にします。
私もこれは同意見で、
射幸性が落ちた事よりも純増が落ちた事により遊技動機を失っているケースが多い気がします。
私の店でも明らかに以前よりもAタイプの稼働が上がっている印象。
これはどの店でも当てはまる事では無いと思います。
うちは元々Aタイプ設置率高めなのでその辺も関係しているとは思いますので。
ぱちんこ店的な視点では、どうしても新基準の中からメインとなる機種を育てたい。
今までのように1BOX1機種のような機種構成でそれをアピールして集客を図りたい。
そんな考えのホールが多いと思います。
ただ現実的に考えて旧基準機と新基準機を比べた場合、明らかに性能は劣ります。
今までよりも圧倒的にゲーム性が面白いなどの要素があればまた話は別ですが、
旧基準の機械と同じようなゲーム性の機械であれば、適正台数は完全に旧基準機よりも下回る。
上記の3機種だって半分の台数であればここまで急激に稼働が下がったでしょうか。
どの機種もそれなりに面白いですし、一定層のファンも獲得していると思います。
過去に名機と言われた機械、
エウレカや鬼武者・北斗世紀末・番長2などなど
販売台数を大きく伸ばして長期稼働した機械は殆ど例外なく、
射幸性が上がったり、純増が上がったり、新たなゲーム性を取り入れてHITしている。
射幸性が下がり、純増も下がった。
なのに台数は今まで通り。
これは絶対に無理がある・・・
もう少し現実を見た方が良いのかもしれません。
スロットは来年10月以降に発売される機種は全て5.9号機になります。
来年12月1日までには新基準に該当しない遊技機の比率を30%以内に抑えなければなりません。
まぁだからこそ新基準機のシェアUPは直近の大きな課題な訳ですが。
次はもう少し今のスロットについて詳しく考察してみようかと思います。