着物を見せるのか、箕輪を見せるのか、それとも写真としての作品なのか | 薫風雑記帳

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アンディズプロモーション所属モデル、箕輪薫のブログです♪
アンジェ撮影会にて個撮承ります☆

 
こんち~☆箕輪薫です!
誰ですかこれ。
はい、まさかの箕輪です。
白塗りすると本当誰だかわからなくなっちゃいますね~(笑)。

これは京都に一人旅した折に一日舞妓体験したときの写真です。
モデルデビュー前の貴重なお写真(笑)。
表情硬っ(笑)!!
ポージングも言われるがまま(笑)!!

写真としてはちょいアレですけど、せっかくなんでプロフィール写真にしちゃいました(笑)。

こんな白塗りメイクはこういった機会でなければ一生やることはなかったでしょう。でも舞妓さんと言ったらやっぱ白塗りだし、何より写真の作品として美しく仕上がりますね。

で、今回は真面目にモデルのお話。

モデルってお仕事は、ぶっちゃけ女の子の憧れの職業なんじゃないかなって思います。でもね、どんなお仕事でもそうなように、やっぱりお金をいただく上では、自分勝手にはできません。厳しい世界だな~って思います。

例えば、箕輪は箕輪を『魅せる』って事は考えてないです。箕輪が『魅せる』のは、ポートレートとしての魅力であると考えてるからです。

最近はあんまりやってないけど、ファッションの撮影でも同じ。箕輪ではなく、箕輪が着てる服及び着物が主人公。だから、かわいいのは箕輪ではなく、服であることが大前提なんです。

だから、作品として美しければ、顔が写ってなくても全然OKなんですよ。

私は、私を綺麗に撮って欲しいなんておこがましい事は申し上げられません。

皆さんはお金を払って『作品』を作りに来てくださっているんです。だから箕輪はカメラマン様のご要望にお答えして、カメレオンの様に自分を変えていきます。

だから箕輪のクローゼットは常に一貫性がない(笑)。メイク道具も、普段だったら絶対付けない、紫のシャドウも、バサバサのつけまもあります(笑)。

普段だったら絶対着ない服でもメイクでも、なんでもご要望通りに変身します。極端な話、お金をいただく以上、『これ着たくない』なんて言語道断です。
(勿論ヌードになれとか言われたら流石に断りますが・・(ーー;))

着物に関してもそうです。

例えば、最近の女の子が着てるようなミニスカ着物とか、衛門を抜きすぎた花魁風振袖とか・・・。はっきり言って着物として、絶対いかんでしょ!!ってことでも、カメラマン様のご要望であればやります。

着付けの先生やお祖母様が見たら仰天な着こなしも、『ポートレート作品』として良くなるのなら、それでいいと思っています。
流石にミニスカ着物なんかはやったことないですけど、以前はたすき掛けして撮影とかもやりましたよ(笑)。

普段正統派に着物を着こなしているつもりですが、ポートレートとしては別。

ありえない着こなしも、ありえない柄の着物も、それはポートレート作品としての完成度を求めた結果なのです。そして、その完成度にどれだけ近づけるかが、箕輪のモデルとしての力量なのです。

着物ブログを期待して来られた方にとっては正直首を傾げてしまうお話かもしれません。
正直、箕輪も着物は正統派に着たい。でも、それは我儘なんです。
箕輪は作品の一部なんです。だからこそ、箕輪の着たい様に着物を着てはいけない。

モデルという存在は、あくまでも作品の中にしか存在できないのです。