お芝居:下町人情
ラスト舞踊:花城
アンコール:よっしゃあ漢唄
星矢くん演じるクマゴロウって、身投げしようとする文七（舞ﾁｬﾝ）を引き止める際の心の葛藤を表現するのが上手いんです。
妹を女郎屋に売って得た30両…
この30両で生活を立て直そうと決めていたのに、見知らぬ通りすがりの男性を助けるためには全財産を渡すしかない…
『よし！』と決意したクマゴロウが素敵。
『このお金を渡すからもうバカなことを考えるな！』と。
所も名前も告げずに去っていくクマゴロウ
この優しさが徳となり、大きく自分へ返ってくるんですよね。
オカツ（若ﾁｬﾝ）もこのクマゴロウの男気が好きなんだろうなぁ
今回もインコのぴーちゃんは可愛くて、クマゴロウの心の声を代弁します。
このまま副座長が
居なくなったらいいのになー
あわよくば座長も
居なくなったらいいのになー
だって
舞踊ショーでは若ﾁｬﾝがオカツさん似で登場の群舞『紅とんぼ』
客席まで降りてきてくれましたよ
1年前の都若丸劇団はコロナのクラスターが発生してしまい、少ない人数で頑張っていました。
でも、今年はコロナやインフルエンザになることもなく元気いっぱい。
体調が万全ではない役者さんも出来る範囲で頑張っていらっしゃるのが分かります。
ここにいるだけでフワッと心が温かくなる。
その温かさで夜の眠りにつける幸せ。
都若丸劇団と共に過ごすことは本当の豊かさを感じることができます