GW中、長男の会社から素敵なものが届いた。

中身は入社式の記事などを載せた社内報、ユニフォーム姿や入社式などの写真を収めたフォトアルバム、本人からの手紙だった。


封を開けた瞬間、細やかな心配りに温かい気もちになった。

何十人もの新入社員の家族に送っているのだろう。

地方で暮らしている私たち家族にとって、それらはとても温かく、うれしいものだった。


お礼状を…と思った。

出すものなのだろうか?

長男は、送らなくていいと言うかもしれない。


私は、こういう時がよくある。

そうするべきかどうか迷う時。

今回も少し迷った。

でも、届いた時とてもうれしかったから、その感情のまま、先日お礼状を送った。


切手を選ぶのは久しぶりだった。

いいなと思っていたものは、1枚買いはできず、やむなく他のものを探した。


「音楽でありがとうを伝える切手」

これにした。

手紙とともに音楽を贈ることができる切手。

白い封筒に、ピンクのリボンが描かれたそれは美しく映えた。

3枚セットで、他は青と緑のリボンだった。


切手には「こちらをめくると「ありがとう」がテーマの音楽をお聴きいただけます」と書いてあり、「Open♪」とある。

気がついてもらえるかな?


心からの感謝の思いをこめて久しぶりに送った手紙。

相手を思いながら切手を選ぶこと。

気もちを伝えること。

気もちを送ったり送られたり。

そういうのも、たまにはいいものだと思った。