不動産投資で物件を購入し、収入を得るために
は銀行からの融資が不可欠です。

 

その銀行融資を得るためには、銀行が審査する
個人の属性を上げていくことが必要です。

 

個人の属性は、金融機関に融資を申し込む個人
の職種や勤務先などの社会的背景、あるいは年
収や保有資産などの経済的背景のことを意味し
ています。

 

金融機関は、融資を受ける人物が信用するにた
る人物かどうかを、こうした社会的・経済的な
背景から測っているのです。

 

金融機関が注目する具体的なポイントで主なも
のを次にあげてみます。

 

1)個人識別情報
 
 氏名、生年月日、住所、電話番号等の本人で
 あることを確認できるもので、融資の大前提
 となる情報です。

 

2)家族構成

 

 氏名、生年月日、続柄、同居か別居、生計を
 一にしているか、別居の場合の住所等の情報

 家族構成も融資に影響します、これは単純に
 それによって生活費が増減するからです。

 

 特に小さい子供については、将来の教育費負
 担などもある程度考慮せざるをえないでしょ
 う。

 

 配偶者については、いるほうが有利です。

 たとえ配偶者が仕事をしていなくても、潜在
 的な労働力が二人分あると金融機関は考えま
 す。

 

 又、連帯保証人の有力候補としても考えてい
 ます。

 

3)職業

 

 金融機関が融資審査に当たる場合には、厳然
 としたランキングがあります。

 

 ・一位:資産家
  
   職業のランキングなのに、最初から職業
   でない内容が来てしまうのですが、借金
   がなく、多くの不動産や土地、金融資産
   などを保有する資産家は、どんな職業に
   就いていても金融機関から大歓迎されま
   す。

 

 ・2位:公務員

 

   やはり「親方日の丸」は強いです。

   倒産のリスクがなく、安定した収入や潤
   沢な退職金が評価される為、一般的に属
   性が高くなります。

 

 ・3位:士業(師業)の方

 

   医師や弁護士、公認会計士、税理士など
   の「サムライ業」の方は、個人属性が高
   いようです。

 

   定年がないので、本人にその気があれば
   死ぬまで働けることや、一般的に所得が
   高いと評価されていることがあります。

 

 ・4位:大企業のサラリーマン・OL

 

 ・5位:中小企業のサラリーマン・OL

 

 ・6位:中小企業のオーナー経営者

 

   経営者は収入が不安定であるとみなされ
   やすいので、金融機関からの評価順位は
   あまり高くありません。

 

 ・7位:自営業者(個人事業主)

 

      個人事業主は、中小企業経営者よりさら
   に収入が不安定だと判断されるため、職
   業面での評価は無職の人よりマシ、とい
   う程度です。

 

4) 連帯保証人の有無

 

 個人投資、法人投資を問わず、結婚していれ
 ば、通常融資に当たって配偶者の連帯保証を
 求められます。

 

 これは、万一の際の法定相続人の確保、とい
 う面もあるようです。

 

5) 負債の有無や信用情報
 
 借入の有無やその状況、残債額、また返済状
 況、遅延の有無などの信用情報は、個人属性
 評価の際に大変重視されます。

 

 すでに借り入れがある場合、その借入によっ
 て不動産収入などが発生しているを除き、住
 宅ローンやマイカーローンなどの存在もマイ
 ナス要因になります。

 

6) 収入

 

 当然ですが、収入は多いほうが属性が高いと
 判断されます。

 

 さらに重要なのは、収入が安定しているかど
 うかです。

 

7) 金融資産

 

 金融機関が属性を判断するうえで、あなたが
 持っている金融資産の量はとても重要な要素
 です。

 

 融資額以上の金融資産をすでに持っているの
 であれば、返済に関する金融機関の心配がほ
 とんどなくなるからです。


 
8) 住居情報

 

 ローンの残っている持ち家は、融資審査にお
 いて、一般的に負債とみなされます。

 

 ただし、自宅の場合は、賃貸の場合と違って
 すぐに逃げ出したり、手放したりできません

 その点で、金融機関が安心できるため、むし
 ろ評価が上がることも多々あります(特に営
 業エリアが限られている地銀や信金などは、
 その傾向が強くあります)。

 

*個人の属性について、金融機関側の審査基

準について書きましたが、これをみてどうすれば
属性を高められるかを理解しておきます。

 

そして、自身の弱いところを強化しながら、属性

を上げる努力を今すぐに取り組んでいくことが

、良い物件が現れたときに金融機関から融資
を受けて購入する為の重要なポイントです