安定した大企業で定年まで働き、リタイアしてからは、それまで
養ってきた家族や子供、そして年金と貯蓄に頼って生きていく。
こうした人生設計は、産業革命以降の時代に確立された。
こうした工業化社会のライフスタイルで、人はどんどん保守
的になった、そして冒険心を忘れてしまった。
工業化社会以前の開拓時代は、冒険とロマン、フロンテイ
アスピリットが満ち溢れていた。
それはおそらく、あの時代、個人が自分の能力を生かしきって
生きていたからだと思う。
開拓者たちは、自分で畑を耕し、料理をし、狩りをした。
そして65歳でリタイアしようなどとは夢にも思っていなかった。
情報化社会は、フロンテイア時代の復活だ。
年齢や社会的地位よりも、個人の能力が高く評価される時
代が再びやってきたのだ。
個人の能力が重視される時代では、学校を卒業しても、勉強を
続け、スキルを磨き、常に新しい知識を身に着ける必要がある
そうすることで、初めて、あなたは新時代で求められる「有能な
人」になることが出来る。
偉大なバスケットボール・コーチのジョン・ウッデンは、次のよう
な生き方を勧めた。
人生が永遠に続くつもりで学び、明日死ぬつもりで生き
る。
職歴、学歴、人脈、コネ、勤続年数を頼りに、仕事を確保できる
時代はもう終わった。
今の時代、重視されるものはたった一つしかない。
それは、現在持っているスキルだ。
そして、自分のスキルは、自分自身でコントロールすることが出
来る。
これは新しいフロンテイアだ、かつては仕事を引退する年齢にな
ると、今度は老後の生活の心配をしていた。
しかし、今の時代、生涯にわたって勉強と成長を続ければ、
いくつになっても社会にとって役に立つ存在でいられる。
未来について学ぶほど、その未来で価値のある存在になろうと
いうやる気も高めることが出来る。
☆☆ コーヒーブレイク ☆☆
ここで What Can I Say-Boz Scaggs
を聴いて、一息入れてください
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