こんばんは。

加藤薫(かとうかおる)です。

 

今日は涼しかったですねぇ。

学校では窓を開けて授業をしているのですが、

風が気持ち良かったです(*^^*)

 

 

今日は国語の授業がありました。

生徒たちが楽しみながら学べる授業を

先生方はいつも考えてくださっています。

 

国語…

「感想が書けません」っていう生徒が多いんです。

文章を書くのは難しいですよね。

ということで、本日の授業は、

『自分の描いた絵を、文字で伝えてみよう』

 

①誰かに伝えたい絵を描く(できるだけ簡単な絵にしよう)

②その絵を誰かに描いてもらうために、文字で説明する

③説明文を集めて、本人以外の人に渡す

④説明文を元に絵を描いてみる

⑤答え合わせ

 

私も参加しました。

私は、チューリップの絵にしました。

絵は苦手なので、子どもが書くようなチューリップチューリップ(^^;)

 1⃣簡単なチューリップを描いてください

 2⃣お花の先は3つに分かれています

 3⃣まる○に近いお花です

 4⃣お花の下側から茎をかいてください

 5⃣茎はお花の縦の長さと同じくらいです

 6⃣茎の左右に葉っぱを描いてください

 7⃣葉っぱの真ん中に線を引いてください

かぎられた時間の中で、私が書いた説明はこんな感じ。

これを2人の生徒に描いてもらいました。

ほぼ描けたけれど、葉っぱのところがうまくいかなかったです。

 

私の心の中にあるチューリップと生徒の心の中にあるチューリップ。

違うんだなぁと思いました。

やっぱり人は人それぞれに、思ったり感じたりするんですね…。

 

ひとりだけ、ピッタリ同じ絵を描いてもらえた生徒がいました。

説明がとっても上手でした。

学校の教室によくある時計。

円を描いてもらって、その後数字の指示。

数字の位置の指示が分かりやすかったみたいです。

 

ことばや文字で、人に伝えるのってとっても難しいですよね。

伝えたいモノや思いを、よーくよーく観察して考えて。

どうしたら相手に伝わるかも考えて。

今回はできなかったけれど、

相手の様子を見ながら、相手のことを考えながら、

ことばや文字を選んでいくのも大切だと思います。

 

以前・・・

神社さんの「心の授業」で、同じようなワークをやりました。

絵や写真を見ながら、説明をします。

説明を聞いた人は、それを絵に描いてみます。

コレ、その通りに伝わることってほとんどなくて、

みんな違った絵ができあがりました。

ひとつの説明なのに、

人によって受け止め方が全然違うことを知りました。

 

みんなそれぞれ、自分の見方、受け止め方をする。

だから、人に想いを伝えるのは難しい。

難しいからこそ、向き合って

相手をよーく見て、相手のことを思ってことばを選んでいく。

どんなに自分としては頑張って、一生懸命伝えたとしても

相手に違って伝わったのなら、自分のことばがそう伝えたということ。

大切なことを教えていただきました。

 

人が何を言おうとしているのかを、しっかり受け止めたいと思いました。

ことばだけでなくて、

その人の普段の思いや行動や、

ことばの裏側にある思いを感じたいと思いました。

 

今日の授業。

生徒たちはどんなふうに感じたのかな…。

 

自分の思いを伝えたい。

相手の思いも受け止めたいね…。

 

 

Kaoruチューリップ