kaoru’diary -41ページ目

kaoru’diary

いろいろ行き詰った時に出会った乙ゲーにハマり、
今じゃどっぷりつかってしまっています。
いろいろ食い散らかしていますが、
基本は
『恋に落ちた海賊王』
が大好きです!!

こんな私ですが、良かったら絡んでください。

旧GREEが終わる前にどれだけ記録できるか…?







○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

かおる  
「この辺りみたいですね」

ギシギシ・・・
 
ナギ   
「・・・だな」

私とナギさんは、シャワールームの壁の板が剥がれそうとのことで、

船長に頼まれて、シャワールームに来ていた。

ギシギシ

かおる  
「おかしいなぁ・・・少し前まではこんなに取れそうになってなかったのに・・・」

ナギ   
「ハヤテあたりが無駄に暴れたのかもな」

(それにしても・・・)

むわ~・・・

(暑い・・・。ちょうど船が暖かい場所を通ってるから仕方ないんだけど・・・)

ナギ   
[暑いな・・・。茹で上がる前にさっさと終わらせるぞ。

 かおる、そこの木の板を取れ。」

かおる  
「は、はい」

(それにしても、シャワールームって二人で作業するには狭いよね。)

(こうしてナギさんと一緒に入ってると、ちょっとくっつきすぎっていうか・・・)

ナギ   
「なんだ?何見てる?」

かおる  
「いえっ、何も!」

ナギ   
「・・・変な奴だな」

(だめだめ。こんなこと考えてないで、作業に集中しなくちゃ)

ナギさんのてきぱきとした動きのおかげで、シャワールームの修復はどんどん進んでいった。
  
(ナギさん、すごい汗・・・)

かおる
「ナギさん、あの・・・」

ナギ   
「ん?」

かおる  
「このタオル、よければ使ってください」

ナギ   
「悪い」

バンダナを取って汗を拭くナギさん。

(わあ、ナギさんがバンダナをとってる姿ってちょっと珍しいかも・・・)

ナギ   
「・・・なんだよ、またぼーっとして。どうかしたのか?」

かおる  
「バンダナを取ったナギさんって、かっこいいなあって・・・」

ナギ   
「は?」

かおる  
「へ?」

(あれ?私、今声に出してた・・・!?)

かおる  
「な、なんでもないです!今の間違いです、忘れてください!」

ナギ   
「・・・ったく・・・変なこと考えてる暇あったら仕事しろ」

かおる  
「は、はい・・・」

(あ・・・ナギさん、怒った?私が変なこと言ったからかな・・・?)

(ちゃんと仕事しなくちゃ、またナギさんに呆れられちゃうよ)
 
ナギ   
「かおる、それ取れ」

かおる  
「あ、はい!」

(が、頑張らないと!)

作業はあと少しのところまで来た。

かおる  
「後はこの壁だけですね」

ナギ   
「ああ。打ちつけるから、押さえるの頼む」

かおる  
「はい!」

むわ~・・・

(やっぱり暑い・・・。汗が後から後から出てくるよ)

ナギ   
「それにしてもあっちいな・・・ 

 ・・・かおる、大丈夫か。つらいなら外に出ててもいいぞ」

かおる  
「い、いえ大丈夫です!あと少しですから!」

ナギ   
「・・・。やばかったらすぐ言えよ」

かおる  
「はい!」

(あと少しだし、ナギさんも暑い中頑張ってるんだから!)

ナギさんは、金づちで器用に板を打ち付けていく。

(ナギさんって、こういう作業も得意なんだ)

ナギ   
「・・・・・あち」


バッ!


かおる  
「!!?」

ナギ   
「なんだ?」

かおる  
「い、いえ、ななな、なんでも・・・」

(と、突然上半身裸になるなんて・・・!目のやり場に困っちゃうというか・・・)

(でもナギさん、腕とか胸とか逞しいなあ・・・。横顔もいつにもまして真剣だし)

ナギ   
「そこの釘、取れ」

かおる  
「あ、はい!」

すっ・・・

(あ、手が触れちゃった・・・!)

かおる  
「ご、ごめんなさい」

ナギ   
「・・・いや」

(な、なんだかもうドキドキするよー!)

ナギ   
「・・・お前、やっぱり顔が赤いぞ。

 のぼせてんじゃないのか?もういいから外にいってろ」

かおる  
「い、いえ・・・!のぼせてないです。最後まで手伝います」

ナギ   
「ったく、無理はするなよ」

かおる  
「はい!」

ナギ   
「・・・天井も気になってきたから、ちょっと補修しておく。

 かおる、ちょっとこの板を押さえてくれ」

かおる  
「こうですか・・・?」

ナギ   
「もう少し近くで押さえてくれ。ずれるだろ」

かおる  
「はい」

(わ、なんだかだきあってるみたいな体制に・・・!ナギさんの顔が近い・・・!)

ナギ   
「ん?・・・顔、赤いぞ」

かおる  
「そんなこと・・・」

(な、何だか頭に血が上ってきたかも・・・?ふらふらするかも・・・)

ふらっ

ナギ   
「!かおる!」

ぎゅっ!

(え・・・?私、ナギさんに抱きかかえられてる・・・?)

ナギ   
「大丈夫か?倒れかけてたぞ」

かおる  
「え・・・?」

ナギ   
「無理すんな。外に出てろ」

かおる  
「そんな、平気です。まだいます・・・」

ナギ   
「強情な奴だ」

ぐいっ

(えっ!お、お姫様抱っこ!?)

かおる  
「で、でもまだ天井が・・・」

ナギ   
「お前は自分の心配だけしてろ」

かおる  
「ナギさん・・・」

そうして私はナギさんに抱きかかえられたまま、甲板へと連れて行かれて・・・。

(あ・・・日陰って涼しい・・・。ナギさん、日陰に下ろしてくれたんだ・・・)

ナギ   
「冷たいものもってくる。そこで待ってろ」

(ナギさん、行っちゃった・・・。

 ナギさんにドキドキしてたらのぼせたなんて、絶対にいえないよね・・・)

ナギ   
「ほら、水」

かおる  
「あ・・・、ありがとうございます」

(ナギさん、いつも冷静だよね。私ばっかりドキドキしちゃって・・・)

(ナギさんはなんとも思ってなかったのかな?)

ナギ   
「何考えてる?」

かおる  
「え?」

ナギ   
「落ち込んでんのか?」

(心配してくれてる・・・?本当のことを言わないと悪いよね・・・)

かおる  
「違うんです。実は・・・」

私はさっきまでの自分の気持ちを、正直にナギさんに伝えた。

ナギ
「・・・アホか、お前は」

かおる  
「へ・・・」

(あれ・・・?ナギさん、顔赤い・・・?)

ナギ   
「大変だったんだぞ」

かおる  
「え?」

ナギ   
「オレのほうをジーっとみつめやがって」

かおる  
「わ、わかってたんですか?」

ナギ   
「冷静だったんじゃなくて、恥ずかしくてお前のほうを見れなかっただけだ」

(ナギさん・・・!)

ナギ   
「だから・・・、そんな顔でこっちを見るな」

かおる  
「でも、嬉しくって・・・」

ナギ   
「お前ってやつは」

そういうとナギさんは、静かな日陰でそっと頭をなでてくれた・・・。