旧GREEが見れなくなる前に全部記録できるかな…?
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コンコンッ
かおる
「ハヤテさん、入るますよ」
ハヤテ
「かおるか?すぐ行くから先行っててくれ」
(今日、みんなで腕相撲大会するって言ってたけど・・・本当にやるのかな)
ナギ
「かおる、どけ」
ガチャッ
ハヤテ
「うおっ!ナギ兄、勝手にあけんなよ!」
ナギ
「・・・なんだ、今さら筋トレしてたのか」
(ハヤテさんすごい汗!)
ハヤテ
「なんだよ、別にいいだろ!今回こそは絶対にナギ兄に勝ってやるぜ」
ナギ
「勝手にしろ」
かおる
「ナギさん、腕相撲大会っていつも誰が勝つんですか?」
ナギ
「船長だな」
(船長っていつもお酒飲んでるばっかりだけど、いつ鍛えてるんだろう・・・)
ハヤテ
「今回はナギ兄に勝って、もちろん船長にも勝つから覚悟しとけよ」
ナギ
「頑張るのはいいが、本番前に燃え尽きるなよ」
ハヤテ
「分かってるって!」
かおる
「もう皆さん上に集まってますから、すぐに来てくださいね」
ナギ
「これ以上待たせるなよ」
ハヤテ
「おう!」
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トワ
「それではシリウス恒例、腕相撲大会を始めたいと思います」
トワ
「優勝者はみんなになんでもひとつ、好きなことを命令できる、ルールはそれだけです」
かおる
「何でも好きなこと?」
ナギ
「ああ。いつも船長が勝って、散々な目にあう」
シン
「前回はトワが眉毛を剃られてたな」
かおる
「それじゃ、もうやらないほうがいいんじゃ・・・」
ハヤテ
「男の強さに対する憧れはそんな単純じゃないんだよな!なあ、トワ!」
トワ
「は、はい!」
トワ
「僕なんかがおこがましいですけど、いつかは・・・って思っちゃいます!」
ソウシ
「みんな男だからね、意地・・・みたなのがあるのかな」
かおる
「そういうものなんですね・・・」
ナギ
「そういやどんな目にあっても、誰も止めたがらねーな」
(ナギさんも船長に勝ちたいって気持ちあるのかな・・・)
リュウガ
「さぁさぁ、お前ら!我こそはって奴はいねーのか?」
ハヤテ
「俺がやる!」
リュウガ
「ハヤテか、相手は・・・」
トワ
「僕が行きます!」
リュウガ
「ほう、面白そうな組み合わせだな。よし、始めろ」
ハヤテさんとトワくんが、甲板に置かれた机の上に腕を乗せる。
ソウシ
「それじゃ私が審判をやろう」
ソウシ
「それじゃ行くよ、レディー・・・」
ソウシ
「ゴー!」
それから腕相撲大会はかなりの盛り上がりを見せた。
ハヤテさんとトワくんの戦いはハヤテさんが勝ったけど、予想以上に鍛えてきたトワくんに、
ハヤテさんはほとんど力を使い切ってしまった。
その後、弱ったハヤテさんからシンさんが簡単に勝利を奪って
シンさんつソウシさんが引き分けで
両者とも敗退してしまった。
かおる
「あれ?・・・ってことは、ナギさんだけ不戦勝!?」
リュウガ
「そろそろ俺の出番だな」
ナギ
「・・・・・・・船長」
かおる
「ナギさん!頑張ってくださいね!」
ナギ
「ああ、全力は出す」
リュウガ
「そういえば、今回勝ったら何を命令するか、決めてなかったな」
(そうだ、ナギさんが負けたらどうなるのか、全然分からないんだった・・・)
リュウガ
「そうだな・・・かおるをもらうって言うのはどうだ?」
かおる
「ええ!?」
ナギ
「・・・本気で言ってるんですか」
リュウガ
「俺は本当のことしかいわん」
かおる
「それは・・・その流石に・・・」
リュウガ
「なんだかおる、気にいらねえか?男二人が女一人を賭けて戦う」
リュウガ
「ロマンチックじゃねえか」
ナギ
「・・・かおる、心配すんな。今回は負けねえよ」
ナギさんが私の頭をぐりぐりと撫でる。
かおる
「ナギさん・・・」
トワ
「それじゃ、二人とも準備をしてください。レディ・・・」
リュウガ
「お手柔らかにな」
ナギ
「・・・」
トワ
「ゴー!」
ナギ
「ふっ!」
ナギさんが、一気に船長の腕を倒していく。
リュウガ
「お?おお?ナギ、いつのまにこんなに腕を上げたんだ?」
ナギ
「別に・・・」
リュウガ
「それとも愛の力ってやつか?」
ナギ
「・・・ ・・・」
リュウガ
「おお怖い怖い!んな睨むなって!」
かおる
「ナギさん、頑張って!」
リュウガ
「・・・ ・・・」
リュウガ
「そういえばこないだな・・・」
ナギ
「・・・しゃべると力は入らないですよ」
リュウガ
「まぁ、聞け」
ナギ
「・・・ ・・・」
リュウガ
「こないだちょうど・・・」
リュウガ
「かおるの風呂上りを覗いた」
ナギ
「・・・!!」
かおる
「な!?」
ナギさんの腕が船長に一気に押し返される!
リュウガ
「はっはっはっは!一気に力が抜けたな」
ナギ
「かおる・・・本当か?」
かおる
「嘘に決まってます!ねぇ、船長!?」
リュウガ
「ああ、そうだ・・・嘘だ!
ダンッ!
ナギ
「くッ・・・!」
トワ
「船長に勝ちです!」
かおる
「そんな・・・」
ナギ
「かおる・・・俺は・・・」
かおる
「ナギさん・・・」
トワ
「優勝した船長には何でも命令できる権利が与えられます」
リュウガ
「おう、それじゃ、優勝者から命令だ」
(まさか、本当に船長にもらわれちゃうの・・・?)
リュウガ
「ナギ、お前、かおるのことをどう思ってるか、みんなの前で白状しろ」
ナギ
「は?」
かおる
「船長、何言って・・・」
リュウガ
「どうした、命令だぞ?それともさっき言った命令のほうがいいか?」
ナギ
「・・・いえ、大丈夫です。言います」
リュウガ
「よし」
(ど、どういう事?)
ナギ
「・・・かおるはのろまなヤツだが、一生懸命なところもあるヤツだと思う」
リュウガ
「ほう、それで?」
ナギ
「・・・終わりです」
リュウガ
「おいおい、それはないだろ?なぁ、シン」
シン
「そうですね、鎖鎌のナギともあろう男の発言とは思えないですね」
リュウガ
「ほら、続けろ」
ナギ
「・・・かおるは」
(ナギさん)
ナギ
「かおるは無自覚なやつだと思う」
ソウシ
「へぇ・・・」
ナギさんの顔がみるみるちに赤くなっていく。
ナギ
「自分が男から見たらどう見えているのか、全然分かってない。
いつも見ていて危なっかしいと俺は思う。だから・・・」
リュウガ
「だから?」
ナギ
「だから、俺が守ってやらねーと・・・って思う」
リュウガ
「かおるがかわいか?」
ナギ
「・・・ ・・・ はい」
リュウガ
「・・・よし!よく言った!俺は満足だ。トワ、これにて腕相撲大会は終了だ」
トワ
「は、はい!こ、これにて腕相撲大会を終了します」
かおる
「あ、あの、ナギさん」
ナギ
「なんだよ」
かおる
「今のって・・・」
ナギ
「うるせーな、もういわねーよ」
かおる
「は、はい」
ナギ
「・・・夕飯の仕込み、はじめるぞ」
かおる
「はい・・・」
腕相撲大会はこうして幕を閉じたか・・・
それからしばらくの間、ナギさんと私は恥ずかしくてお互いに顔を合わせられなかった。