12月10日 水蒸気蒸留研究会校長の母が、永眠しました。

先週の東京講座2日目参加の皆さまには、校長が不在で申し訳ありませんでした。

11月初め、病院で診断を受けた時にはステージ4で 手術はしないでとの判断で、12月初めから緩和ケア病棟に入りました。

一般病棟のときは、自分で蒸留してとった オマーンのフランキンセンスでトリートメントオイルを作り、ハンドトリ一トメントやボディトリートメントをしていました。

また、緩和ケア病棟に移ってからは 一般病棟ではできなかった好きな香りをデュフューザーで焚いてあげたりする事ができました。

水蒸気蒸留研究会講座でも時ある事に説明してきました 、緩和ケアでの芳香蒸留水の利用方法の実践

母は食事ができなくなり 水とかき氷しか受け付け無くなりました。

「桜の花」の蒸留水「ラ・フランス」「リンゴ」の蒸留水を飲ませたり、「クロモジ」「フランキンセンス」の精油をデュフューザーで焚いてあげたりしました。

口腔ケアの際は、看護師さんに「青シソ」の芳香蒸留水を使って頂きました。

しかし残念なことに、緩和ケアでのアロマの利用はまだまだです。

今回のことで、先生・看護師さんにアロマ体験頂きたいので、皆さん部屋に来ては、 
「患者さんはもとより、私たちも癒されます。」と言っていました。

病室に来るたび「今日は何の香りですか?」と 楽しみに入って来ました。

母も、息子が採った香りで癒やされたと思います。

水蒸気蒸留が自分でできると、好きなときに好きな香りを採る事ができます。

そして無水減圧蒸留ができると、クオリティの高い果実の蒸留水ができます。

水蒸気蒸留研究会では、メデイカルアロマでも蒸留水の利用が益々広がるように 活動して行きたいと思います。

12月の東京講座・プライベート講座でご迷惑をかけた皆さまには申し訳ありませんでした。

蒸留器・リンゴをご注文の皆様 15日の葬儀が終わるまでもうしばらくお待ちください。

1月11日12日13日の東京講座は予定通り開催いたします。

来週、募集開始までしばらくお待ちください。

水蒸気蒸留研究会(校長)