前回の続き
運動面の低さ、
日常生活での不器用さがあり
クリニックで検査を受け、
発達性協調運動障害と
診断を受けた息子。
医師いわく、
発達性協調運動障害の子は
2才〜7才くらいまでに
トレーニングを始めると
この不器用さは
改善できると言われているので、
感覚統合を中心とした
療育先にすると良いとのこと。
早速調べて駆け込んだのが、
作業療法士、医学療法士、言語聴覚士
などがいるトコ。
早速調べて
無料体験会へ。
ひと通り生活面でのヒアリングと
運動体験を終了し
フィードバック。
作業療法士さんが言うには、
息子は低緊張がある。
それが身体のぎこちなさの
元になっている。
その根本となっているのは、
自律神経がうまく
コントロールできないから。
発達障害の子は、
定型発達の子と違って
自律神経が適切に
コントロールできない子が多い。
※あくまでうちの子の場合です。
それが不眠、便秘、ぎこちなさの
元になっている。
起きている間、
常に緊張状態で過ごしている
ようなものだから、
何もしてなくても
身体が疲れやすいと思う。
そうそうそうそう、
確かにそう。
寝転がって絵本読んでるだけで
疲れた〜と言う息子。
テレビ見てるだけでも疲れた疲れた言ってて
ずーっと疑問だった。
時には笑って冗談かと思ってた。
でも、理解した。
それは辛いよ。
とってもしんどかったんだ、息子は。
運動が不得意だったのは、
身体がこわばってたからなんだね。
そりゃ上手くできないね。
でもリラックスしてって言っても
それができないんだね。
だって身体がそんな事やった事ないから…。
通常、無意識下で
気を抜いてリラックスしたり
緊張したりするけど
息子は意識して、
リラックスしなきゃ
弛緩できないんだと
その時初めて理解した。
※あくまで息子の場合です。
本来、バラバラの感覚を
統一させるのが目的なんだけど、
その前に
感覚をバラバラにさせている
根本的な原因がわかった事が
目から鱗だった。
そして、この不器用さは
トレーニングしないと
ずっと残り続けるのだという。
もちろん人によっては
年齢が進むにつれ、
本人のフィジカル面が成長したり、
知恵や工夫で乗り越える人もいるが、
周りと比べられたりする事も増えるので
自分が人より出来ないと葛藤し、
自己肯定感が低くなっていく悪循環に陥る。
それで生きづらさを抱え、
大人になる人もいる。
医師から
発達性協調運動障害と
診断を受けた時も、
小学校で躓く事が
かならずあるよ、と言われた。
自閉症や発達性協調運動障害だと
診断を受けた事で
自分がダメだから出来ない、とかではなく
それが自分だ、
といずれ受け入れる事ができる。
そして周囲から
合理的配慮を受けやすくなる。
発達性協調運動障害は
最近知られるようになった言葉であり、
ただの不器用な人ってだけなのに
なんでも診断つけて、とか
特別扱いしてほしいのか?
などと思う人もいると思う。
でも、
はっきり言葉にできる事で
みんなが理解ができるようになる。
それもこれも、
息子と同じ経験してきた人が
沢山悩んできたから
同じ経験を
皆んなにしてほしくないって思って
大きな声をあげてくれたから
ちゃんと研究してくれたんだ、と思うと
感謝しかない。
私は息子のおかげで
自分の知らない世界を知る
一歩を踏み出せた。
次は療育に通い
2ヶ月経った
今の状況を書きます。