現役サラリーウーマン・マツシマです。
前回の続き、
1日目 名古屋~パリ
2日目 パリ~マドリード~セビージャ
3日目 セビージャ
4日目 セビージャ~バルセロナ
5日目 バルセロナ
6日目 バルセロナ
7日目 バルセロナ~パリ
8日目 パリ~名古屋
5日目(その4)
朝起きてから、駆け足で
・ピカソ美術館(事前予約)
・カサ・バトリョ
・カタルーニャ音楽堂(事前予約)
・サグラダファミリア(事前予約)
・グエル公園
の五か所へ行った私は、疲れ切ってました。
しかも、観光優先で食事を取るのもままならず、
時計を見ると、20時過ぎ。
そりゃあ、お腹が空くはず。
グエル公園からホテルがある中心地には
ツーリストバスで移動。
本日の移動は、これにて終了。
さて、気を取り直して、セビージャの知人オススメ
『CAN CULLERETES』へ。
地図を片手に、お店を発見。
しかし、オープンは21時。
(スペイン時間の食事開始は、遅い)
もう歩く気力も体力も残っておらず、
店の前で扉が開くまで待つ。
『ガチャ』っと扉の開く音と共に
温かい店内に入れて、まず安堵。
早速メニューをもらうも
スペイン語表記のみだったので
何が何だか、サッパリ分からず。
私達のテーブルについてくれた店員さんに
「ケ メ レコメンダル?」(お勧めは何ですか?)
スペイン語で質問は出来る。
しかし、スペイン語の答えが分からない。
頭を抱える素振りをすると
店員さんは「思いついた!」とばかりに
素材(海産物)を皿に盛って
テーブルまで持ってきてくれました。
店員さんの身振り手振りの説明によれば
この皿に盛られた海産物をスープにした物、
焼いた物、でとにかく美味しいから!!との事。
素材を目にしたら、味が想像出来たので
もちろん二人分を注文。
飲み物は「ビノ ブランコ」(白ワイン)
暫くして、ワイングラスとワインが目の前に
やってきました。
置かれたワインは、赤色。
私と夫は「???」
小さな声で
(あれ?ブランコって白ワインを指差して確認して
店員さんはメモしてたよねぇ。
一度、確認してみる?)
私の、ぶっつけスペイン語の出番です。
「プレグント!ビノ ブランコ?」(質問です。白ワインですか?)
疑問文は、語尾を上げれば殆ど通じました。
店員さんは、オーダーの紙を見直し
ウインクして赤ワインを下げて、白ワインを
持ってきてくれました。
飲み物の注文だけでも、ツッコミどころ満載。
ユルいな~、スペインは。
みたいな会話をしていたら、お勧め料理到着。
もう、匂いが美味しいを物語ってる。
手長エビとアサリとムール貝がてんこ盛り。
中心に置かれた白身魚のフライも絶品。
スープもパンを浸して掬って。。。
スープが美味しくてパンのおかわりをオーダー。
ふぁ~、生き返った~。
お腹いっぱいになったのでお会計。
「ラ クエンタ ポルファボール」(お会計お願いします)
クレジットカードを見せて
カード払い可否を確認。
OKよ、と為替を選ぶ画面が出た時に
「ドンデ ベニール?ハポン?」(どこから来たの?日本?)
私「シー」(はい、その通り)
そうだ、こういう時は名前を聞こう!
覚えたてのスペイン語で質問しました。
「コモ テ ジャマ?(あなたの名前は?)」
その女性の名は「モンセラ」
え?明日行く予定にしているのも
「モンセラット」
あれれ?山の名前??
ガイドブックと共にモンセラットのページを指差すと
「シー」(そうよ)
産まれた時の顔が、
「モンセラット山みたいだったから」だそうな。
そういうことをあっけらかんと言うところが
スペイン人だなぁと妙に納得。
ま、日本でいう、富士山から名前を取って
「富士子」とか、そんな感じかな。
お店を出る時、モンセラ(店員)さんから
「明日、モンセラット山に行くのね。
いい旅を♪」
と握手を交わす。
なんだか凄い偶然が重なるなぁと思いつつ、
もう1件バルをはしごしてホテルへ。
あぁ、この日も濃い日だった。
それでは、また♪