いよいよ、4年後に向けた第一歩の日が近づいてきた。



バドミントンの、混合ダブルス市民大会



以前ブログで書いた「特練」を乗り越え、わたしと邦衛さんはメキメキと上達した。(たぶん)
そして、その練習の成果を見せるときが遂に来週となったのである。



わたし達は毎週のように思いっきり練習した。
声を張り上げ、ハイタッチを多用し、自らのモチベーションを上げに上げている。
そしてこの大会に向けての特練の中で、わたしはバドミントンのダブルスにおいて最も必要なことを見つけ出した。






「おしり」




は?
と思われるかもしれない。
しかし、この「おしり」の大切さは、バドミントンのダブルスを経験している方ならばわかるはずなのだ。
先日行われていた全日本女子ダブルスの準決勝で、篠谷•星ペアも「おしり」を多様していた。




わたしがいう「おしり」とは、サーブを打つ前、ペアの相手にラケットでペチっとおしりをタッチしてもらう技である。
普段無神経なわたしであるが、試合などの本番に関しては激弱なメンタルを持っている。
主にサーブを打つ瞬間、その激弱メンタルが大発揮され、大事なときにまぁミスを連発するのだ。
副社長に「うける!」とか言えるくせに、趣味でやっているバドミントンのサーブ(しかも練習)で超弱気になる、その神経の置き所がなんなのか自分でもよくわからない。



しかし、サーブミスをするとなんともモチベーションが下がる。
いわゆる凹むのである。
だから、ミスをできる限り避けたいところなのだ。
そこで、ペアである邦衛さんにある日お願いしてみた。



サーブの前に、おしりを触ってほしい。



どちらかというと、わたし達はバカップルである。
バドミントンの練習は心から真面目に取り組んではいるのだが、やはり付き合って1年しか経っていないわたし達には、たまにイチャつく瞬間も必要だと思うのだ。
すると邦衛さんは、苦肉の策でラケット越しに、おしりをペチッと叩いてきた。




よしっ‼︎



気合いが入るのがわかった。
わたしの後ろには邦衛さんがいるのだ。
何も不安になる事などない。
もしもわたしのサーブが甘くなってしまい、相手に鋭く打ち返されたとしても、そこにはいつも邦衛さんがいるではないか。
気合いと共に、自信が出た。
そんなこんなで生み出されたのが「おしり」の技である。
わたしのバドミントンプレーヤーとしての弱さも彼女としての欲求も、両方満たしてくれる素敵な技、ここに発見。
わたしはこれで来週の市民大会に優勝してしまうかもしれない。





やはり4年後、か…。



今のところ、試合の準備として1番自信があるのは「おしり」という技だけであるが、この新技が世界のバドミントン界でどこまで通用するのか、それを見せられる日が待ち遠しい。