と、タイトルに書いたものの

わたしはおそらくほとんど知らないに等しい


1998年7月に発生した事件

猛毒のヒ素を混入させたカレーが夏祭りで提供され、小学生を含む4人が死亡。近くに住む林眞須美が容疑者となったが、彼女は容疑を否認し、自宅に押し寄せるマスコミにホースで水をまく姿も報道された。2009年に最高裁で死刑が確定したが、今も獄中から無実を訴え続けている。


これがこの和歌山カレー事件。


死刑判決が出たことまでは知ってるけど


マスコミの報じてきたことしか知らないわたしは

これを見てかなりの衝撃をうけました



ドキュメンタリー映画です。


身内が無実を信じてる!!


…って話じゃないのこれ。


とても淡々と


知らなかったことがどんどん積み重ねられていく


被害者もおられる事件で

冤罪じゃないの?!これ。


…は、軽々しくは言えない。言える立場でもない


でも

死刑判決が出ている犯人が ほんとはやってなかったら?

マスコミの煽り報道や 世の中の空気や 

検察側の出す あまりにあやふやな状況証拠と言われるものだけで 下された判決だったら?


これはめちゃくちゃ恐ろしいことだと思う。


こんなことで判決は下されるの?

死刑判決は出されるの?

日本の司法システムはそんなに簡単に冤罪を生み出すの?


わたしの父は裁判官でした。

もし生きていたらこの事件についての意見を聞きたかった。


ぜひ見てほしい。


冤罪か、冤罪じゃないか


ということより

事件のことを我々は改めて知るべきだと思う。


あの時の過熱報道を なんとなく見て

なんとなく 犯人なんだな、っておもってた私は本当に見てよかったと思ってます。


間も無く公開です


どう感じるかはそれぞれです。


そしてドキュメンタリーとして

めちゃくちゃよくできてます。


すごいものを見ちゃったなぁ…