立春。

とても大切な 新たな気持ちで迎える日。


その日に橿原神宮さんで神武天皇のお能を拝見するという幸運!しかも司会させていただくという栄誉!いやー、幸せ者すぎますな。ほんっとに。


この新作能は去年 2/11に「日本の建国を祝う会」主催で明治神宮会館で初披露されたものなんだけど、神武天皇をお祀りしている橿原神宮で!!との声が高く 今年それが実現したのであります。



導入に能物語の朗読、そのままお能という流れ。

朗読は俳優の榎木孝明さん。


これがもう素晴らしすぎて

リハーサルから鳥肌たってました。

こんな深みのある朗読…いつかできるようになりたい!!足元にも及ばないけど…

心の底からそう思った!


今回 橿原神宮さんから過分のご対応を頂戴していたのだけど、一番 テンションがあがったのが

影ナレーションを読む場所と、司会として出て行くまでの待機場所。



内拝殿という普段は立ち入れないところに客席が設えられて、正式参拝とか玉串奉納をさせていただく場所に能舞台が作られていたので…


音響機材とかが特別にさらにその奥にセッティングされてたの。

ここ、普段は絶対入れないからね…

内拝殿のさらに奥

本殿と幣殿のあるところ。

玉串奉納でもこの手前までだから


そこに



影ナレーションブース!

この左側が幣殿、さらに本殿

さすがに写せません💦


みよ。この神聖な空気に真顔の(笑)わたくしを。





いやーだってほんとに

空気が違うんだもの。


わかりやすく書くとこんな感じ



この本殿が素晴らしくてさ…


詳しく知りたい方はこちら



橿原神宮は、夕方になるとカラスがたくさんやってくるんだけど 物語のちょうど八咫烏のシーンの前辺りから その姿と鳴き声がまるで演出のように…


狂言方の茂山千三郎さんの声に呼応するように鳴き、そしてそれは笛や鼓の音色をきいているかのようなリズムでした。


更には、ラストシーン近くになると少しずつ暮れていき、一つ一つと釣り燈籠に灯がともり、

終わる頃にはもうまさに幽玄の世界。


すっかりおわって内拝殿を出て見上げる空には、満月近い🌕ほぼ丸い大きな月がくっきりと。



神武東征がよくわかるお能でね


1代目神武天皇がお鎮まりになっている場所で

拝見してこそのお能だったわけです。


今日の着物は👘

八咫烏のイメージで黒



お気に入りのコーディネートです


めちゃくちゃ天気良くて 寒さもそれほどではなく

ほんとによき日でありました。




懇親会のあと、この全てのご縁を私に与えてくださった荒井先生と二人で帰りつつ…この溢れる多幸感はどうやってお返ししていけばいいのだろう…と。


大和八木で乗り換えた特急がひのとり!だったというおまけまでつく(笑)最高の一日でありました。


これ見られた方はめちゃくちゃラッキーだったと思います。無料ご招待とかすごすぎるよね💦