金峯山寺二王門保存修理工事現場見学会。
いやこれは。
行くでしょ!!!
でもほんと、ひとつ前の記事に書いたけど五條管長さんからご連絡いただけてなかったらまず諦めてた!ほんとにありがとうございます❤️
ほんま行きたかったし
ほんでめっちゃ行ってよかった✨✨
雨の吉野
新緑に突き進む 吉野山
モヤってる感じがまた神秘的なん!!
集合して蔵王堂にて般若心経を蔵王権現様にお唱えして、皆ご縁を繋いでから いざ!!!
二王門はすっかりすっぽりです!(語彙力(笑)
さて。
ではこの世界遺産で国宝の仁王門についてすこし。
金峯山寺は役行者さまの時代からなのでめちゃくちゃ古い歴史がありますが
南朝の拠点だったことから、1333年に鎌倉幕府軍、1348年には足利尊氏の側近による
度重なる攻撃を受け、しばらく復興することはありませんでした。
1455年に蔵王堂がようやく再建され、二王門は風鐸銘により
1456年建立と考えられているそうです。
でも、仁王像の胎内には1338年~1339年の墨書があったらしくて。
この頃には既に建立されていた可能性もあるみたいよ。いろいろこれからわかってくることもあるんだろうね✨✨
過去の保存古材や瓦などから
江戸時代には1669年、1736年、1741年、
1859年の計4回修理されたと考えられてるんだって。
その後、1943年(昭和18年)~1950年(昭和25年)にかけて解体修理されましてね。これが昭和の大修理。
で、ずっと調査しておられて
これはもう一度解体して組み直そう!となったわけです。
で。いよいよ
来月から瓦を下ろす作業にはいるので
この姿の二王門を、、直近でってのは
リアルにこれがラストチャンス。もう次にお目見えするのは、修理終わってからやもん!
いざ!!
わー。
すごい。
奈良県文化財保存事務所の方々が案内してくださるので 何を聞いても答えてくれはる。
瓦とかもね、使えるものはとにかく使うんだって。文化財の修理修復ってそういうことなんだって。
あっこれ!!
いつも見上げてた扁額!!
これね!
瓦も展示してくれてるよ
あぁ歴史ロマン!胸熱!
そして当時の皆さんの信仰心。
本来はここにおられる金剛力士立像は
奈良国立博物館のなら仏像館におられます
修理が終わったら戻って来られるよ。
そもそも。
いつもいつも春🌸と秋🍁私が会いに行ってる金峯山寺の蔵王権現さまは 秘仏中の秘仏なので。今までほとんどご開帳されていなかったのです。
なぜここ何年か毎年ご開帳されてるのか。
それはご開帳のタイトルを見ればわかる。
国宝仁王門大修理勧進 特別ご開帳
そうです。やはり国宝の修理にはお金がかかります。20億かかるそうです。国宝ですから国からも県からもある程度は出ますけど。金峯山寺さんのご負担も相当な額なのです。そのためのご開帳なのです。
それでもやはり まだまだかかるので 皆さんからのご寄付もぜひ!なのです。
二王門 修理が終わるのは令和10年。
その時に あぁ、国宝を後の世の人に残すためにほんのちょっとでもご縁を紡がせてもろてんなぁって。みんなで残していくものなんだよね。文化財って。
いやー。堪能しました!
早起きした甲斐がござった。
蔵王権現さまに、あと一回くらい
会いに行けるかな💕
ってことで次は奈良市にもどりますよー。
特急は快適ですよー(笑)