お仕事はもともと早く終わる予定で。

税務署に書類を見せてもらいにいく予定だった午後。税理士さんが代わりに行って下さることになり、、おや?これは。

行けるのでは?!


ってことで近鉄電車に飛び乗ってレッツ奈良!

これですこれ!




聖林寺さんも荒井先生からのご縁をいただいてたし、後で書くけどクラウドファンディングも

みんなで応援しているのと、、


なにより。

5年前に伺った時にお目にかかった十一面観音様が本当に美しくて、ぜひもう一度。と思っていたのもありまして。


いつ行けるかなぁ。とスケジュール探ってたので 今やん!✨✨となったわけです。



私は別に仏像が好き、とかそういう女子ではないです。お顔見て天平か白鳳かとか、この衣のひだは鎌倉時代だ、とか、そんな知識もほとんどない(笑)仏さまは信仰の対象であると同時に歴史的に美術的に価値があるものだから お寺では手を合わすけど、博物館では心の中だけにしておく…くらいの信心深さ。


でもそんな私がワクワクしちゃうのはやはりそこに歴史のお話があるから。


奈良国立博物館で開催されている「国宝 聖林寺十一面観音 三輪山信仰のみほとけ」


もちろん主役は聖林寺の十一面観音さま。

国宝の観音様を360度 いろんな角度から拝見できるなんてことは、お寺ではまずないので

そこもかなりドキドキしちゃうところなんだけど。今回法隆寺から地蔵菩薩さま、正暦寺から日光月光菩薩さまも同じ場所に展示されています。


これ。実はもともと同じお寺におられたのですよん。大神神社の中にあった大御輪寺の仏さまでしたのです。神社の中にあるお寺を神宮寺っていいます。今でも名残はあちこちあるけど 神仏習合の時代が日本は長かったんだよね。それを廃止したのが明治の神仏分離。  


うむ。これについても書きたいこといっぱいあるけど今日はやめておこうw


で、そのときにバラバラのお寺に引き取られた仏さまが久しぶりに同じ場所におかれる、のが今回の奈良博なわけです。


つまりね


同じ場所で同じ祈りをずっと捧げられ続けてきたわけです。たくさんの深い祈りが満ちる同じ空間におられた仏さまなのです。

そのまとわれてた空気がまたひとつになる場所に空間に自分もいられる、ということになんだかふるふる感動しちゃうんだよね。


で、今回は三輪山信仰についても理解を深められる内容になってますよん。山が御神体なんだよね。 日本はもともとは山とか岩とか樹木や川に神が宿り、それを信仰してたんだよね。つまり自然のままの依り代(よりしろ)ね。


展示の数はぶっちゃけ少なめです。でもめちゃくちゃ深くて 一つ一つがすごいので かなりオススメしたい✨そしてぜひ音声ガイドで理解を深めてほしい!天海祐希さんのナレーションです。


同じ場所で「お水とり」についても展示されてます。

さらに同じチケットで隣の奈良仏像館にぜひ!!


本来は金峯山寺の仁王門におられる金剛力士立像にお目にかかれます。毎回会いに行きます。ここだけ写真撮っていいねん。





門の修理がおわったら また吉野に戻られますがそれまではここで会えますのん✨✨


あまり積極的に図録を買わない私ですがこれは買いです!!




さて。

そしてもう一つのお知らせはクラウドファンディングです。

聖林寺さんは令和の大修理プロジェクト中なのです。この日本の宝である十一面観音さまがおられる観音堂を修理されています。免震耐震性を備えたものになります。


なぜ修理されるか。


それは未来の日本人たちにきちんと残していくためです。

これ国宝なの。もちろん国宝だから、じゃないけどわかりやすいから書くね。

国の宝なのよね。ってことはだれのもの?

そう。我々国民の宝なのさ。


それを我々がきちんと残さないでどうする?ってことでどうぞ、クラファンにご参加ください!




こちらからです!



「支援された方々のお名前は観音堂に保管します。一大プロジェクトに関わった証しとして、観音様とともにぜひお名前を残していただきたい」

とのことです。

申込書でも受け付けてくれます。問い合わせは聖林寺(0744・43・0005)へ。