12月2日と3日は秩父神社の例大祭

 

ユネスコ無形文化遺産にも登録され、京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに”日本三大曳山祭”の一つに数えられています。

 

 

この日は、秩父神社の女神の妙見様と武甲山の男神の竜神様が一年に一度だけ出逢える日。

その為のお祭りとして語り伝えられています。

 

 

 

武甲山の竜神様には、正妻である諏訪神社の神様「お諏訪様」がいます。

宵宮の二日は、お諏訪様に年に一度の逢瀬の許可をもらう為、お諏訪様が祀られている場所で「諏訪渡り神事」が行なわれます。

 

 

三日の大祭には、各町内から秩父神社に集まった六基の笠鉾と屋台(山車)とともに、妙見様は逢瀬の場である

御旅所(おたびしょ)まで運ばれます。

途中、諏訪神社の近くを通る際にはお諏訪様の気持ちを汲んで、屋台のお囃子を止めて静かに通り過ぎていきます。

 

御旅所に向かう最終地点は急な上り坂

団子坂を登り切った先にある逢瀬の場「亀の子石」で、やっと出逢うことができます。

 

 

屋台のお囃子が鳴り響き、5000発もの花火が打ち上げられる中、夜祭のクライマックスを迎えます。

 

 

秩父と諏訪の龍神信仰と妙見の星の信仰

天と地の融合をあらわした物語りなのかもしれないですね。

2025年9月20日~11月9日まで開催されている、上野の森美術館で開催されている”正倉院 THE SHOW"に行ってきました。
正倉院にはどんな宝物があって、どのように保管されているのかを、最新の技術を使った映像と共に観覧することができました。

 

image


1300年守られてきた宝物の中の一つに、大きな香木の”蘭奢待”があります。
初めて聞く名前でした!
正式名称は ”黄熟香(おうじゅくこう)”
蘭奢待は雅名で東大寺の「東」「大」「寺」の文字をしのばせているそうです。

展示されていたのはレプリカですが、その香りを再現したものを、実際に嗅ぐことができました。

 

image

 

image


気品のある甘さと沈香の深い香り✨
静寂の中にも奥に秘めた力強さ。
心の奥底までを鎮め、覚醒させてくれるような香りでした😌

足利義満や織田信長など、歴代の権力者もこの香りに魅せられたと言われ、戦や戦略を立てる時、蘭奢待の香りで心を落ち着かせていたのかもしれないですね✨

 

他にも美しく保存されている宝物を観ることができます。

 

image

 

image

 

9月9日は、重陽の節句

「菊の節句」とも呼ばれ、邪気を祓い、不老長寿の力があると言われている菊の花でお祝いをします。

 

中国では奇数を陽数と言い、とても縁起の良い数とされています。

 

9が重なる9月9日を”重陽”と呼び、五節句の一つとして親しまれるようになりました。

 

 

重陽の節句をアロマで表現しました✨

 

🌸カモミール・ローマン

  菊科の植物で、お花から採取されます。

 

🌸高野槇(こうやまき)

  縁起の良い松科の植物

  花言葉は”長寿・永遠の命”

 

🌸金柑

  金運や富を象徴する縁起の良い果物

 

落ち着きの中に、甘さのある菊の花を感じさせるような香りのブレンドになりました✨

 

 

 

 

戸隠神社の奥社には天手力雄命(アメノタヂカラオノミコト)が祀られています。

 

天照大神が隠れていた天の岩戸を天手力雄命が投げ、飛ばしたその一部が戸隠山になったという伝説があります。

戸隠山全体が御神体になっているそうで、力強いパワーを感じられます。

 

土の匂い、樹の香り、水の流れる音、鳥のさえずり、虫の声、陽の光✨

自然の中で五感が研ぎ澄まされていきます。

 

 

幻想的な杉並木が続きます

 

 

途中の岩にそっと佇むお地蔵様

 

奥社に進む石段

 

まさに山全体が御神体

 

奥社と並んで九頭龍社がありました

 

曹洞宗 真福寺(しんぷくじ)

 

秩父三十四ヶ所観音霊場は、西国三十三ヶ所と坂東三十三ヶ所と共に、日本百観音に数えられています。

 

杉の山道を進んでいくと、明るく開けたところに真福寺がありました。

 

 

 

 

 

自然豊かな山の上にあるお寺の石段の石は、大小様々、高さも不揃い。

どれだけ多くの人が、救いを求め、幸せを祈るために、この石段を踏みしめたのか思いを馳せながら、踏み外さないようにしっかり手すりを掴んで登りました。

 

 

​​​​​

 
 
石段の途中には、可愛らしいお地蔵様が鎮座されていて、古い歴史を感じます。
 

 

 

真福寺は札所二番に指定されていますが、西国三十三ヶ所と坂東三十三ヶ所と合わせて百ヶ所にするために、最後の三十四ヶ所目に札所に指定されたそうです。

 

🌸令和8年は12年に一度の総開帳の年

普段は拝めないご本尊をお参りすることができます。