不倫している夫の愛人ホステスさんの情報は
少しずつみえてきた。
自分自身の感情は何だろう?
悲しい?腹がたった?なんか違うなぁ。
愛人には、なぜか腹が立つ事はない。
多分、本気の浮気じゃないと、何処か
余裕があったのだろう。暢気な私。
十数年後には、愛人が本妻になるのに。
私と夫は、会社の同期
社内結婚だけど、恋愛というより友達の
延長のようにお互い信頼し合っていた。
趣味も同じで、あの頃流行っていたフォークソング
からニューミュージックと言われた時代。
一緒にギターも買って音楽を楽しんだ。
スキーシーズンには、毎週の様にスキーに行き
ゲレンデでは、いつも隣にいて
夏には、海へドライブに行き、好きな音楽を聴き
幸せな懐かしい思い出がいっぱいある。
ホントに青春を謳歌した。
なのに、どうしちゃったのよ、あなた。
夫のことは、誰よりも分かっていて、信頼関係
は、未来永劫失われる事など無いと信じていた。
なんせ、同期のサクラだもの。
のぼせ上がる様な恋愛は醒めるのが早いと聞くが
私達は友情で繋がっているから大丈夫!
なんて、私の勝手な神話はただの思い込みでした。
そう、彼は私を奈落の底に突き落とした
最悪な裏切り者!