お堅い仕事してると思っていた31歳男子が
いきなりの脱サラ宣言。
やりたいことがずっとあったらしく
そんなことを言うのはまだ早いと笑われたけど
思いきったことをするのなら、そろそろ最後と思ったとか。
タイプでもある、フード付きコートを着て歩く後ろ姿をみて
久しぶりに男子にときめいてみた。
べつに若気のいたりで言ってるわけでもなく、
好奇心旺盛に希望や夢物語の話をするわけでもなく、
不安や現実やもろもろが頭をかすめながらも
それでも選んだ道に
これでよかったのかどうかもわからず
笑顔も寂しそうにひきつっており、
後ろ姿も堂々とというより、おずおずとしていて
脱サラ直後に行った合コンで
私をよろこばそうとしているのか、
私を社長よばわりする男子への笑顔がかなりひきつり
帰りにはついにひとりで泣いた。
周りは誰もわかってくれないととてもつらく。
彼のひきつった笑顔が3年前の自分と重なって
きゅうっとつらくなったのと
私もあれから3年たったのだと感慨深い気もちと
勢いはないけど決めた道を進むことを決めた彼。
思わず背中で揺れるフードに声をかけてみた。
かけてはみたが、言葉がでてこず
やっとでた言葉が
「だめでもなんとかなるから」
やっとだした言葉がそれって・・我ながらなさけなく。
「脱サラ31歳は正しいよ」って言えばよかったと後から後悔。
40で脱サラは、実体験からして遅いから。
彼にはもう会うことがなさそうだなあ。
たまたま転勤族でこちらにいたみたいだし。
さすが富山県民じゃなかったわ笑。