イヤなタイトルです。


我が家は週末から大変でした。


独居老人のち、老人ホームに入った祖父が高熱をだして緊急入院。

3度めの肺炎。

病院から家に電話がかかり、大事な話があると。

今日、明日の命と言われたそうだ。


帰宅した母が、号泣で崩れ落ち、

いやな思いもしたかもしれんけど、最期やから、行ってあげて!!


と、病院へ。


集中治療室の前には、親戚一同、集まっていて、

祖母に先立たれ、兄弟が相次いで亡くなり、

世の中にはもう自分ひとりしかいないと、いつも嘆いていた、

ついに天国から召されたのだろう、と、人々は静かに言い合っていた。


明日、山なら、微妙やけど、行ってこられ。


まだ生きているから許された、登山。

逝っていたら、許されなかった、登山。


登山後にメールを見るも、何のメールも入っていない。

きっと、イヤなメールが入っている、と思っていたのに。


家に着いたら、きっと、真っ暗で、

みんな病院に駆けつけているに、ちがいない。

もやもやしながら、帰路についた。


帰宅後、話しを聞くと


なんと、生還したそうだ。

とても、今日、明日と言われていたとは思えないくらいの

しゃべりっぷりらしい。


あんなに、おんおん泣いて、崩れ落ちていた母。叫んでいた母。

今日は、てんで変わって、鼻歌歌って、るんるんである。

感情をぶちまける人間は、これだから、困る。


そして、つくづく、不死身で、この世にご縁のある家系だと思う。